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 2010年12月 

気が付かない流用と再利用 

友人の4輪ですが、頼まれごとを請け負いました。
FF車のドライブシャフトブーツの交換です。

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ドライブシャフト?

BMWのバイクではミッションから後ろに伸びた通常のバイクであればスイングームと呼ばれる部品の中に通っている回転シャフトをドライブシャフトと呼ぶ事もあるようです。
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4輪の場合はこのホイールの内側。
右側を裏側から見てこの部分。
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拡大するとゴムブーツが破れています。
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左側も破れています。
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破れて直ぐに気が付けば、ブーツの交換を行えば問題はありません。
しかし破れたままの状態で、長期間走行すれば雨の中を走る事もあるのでグリスが飛び出してしまったり、水と一緒に砂が入ったりします。
そうすると、中にはハンドルを切るための等速ジョイントが入っているのですが、この関節状に曲がる部品が悪くなります。

悪くなると、ハンドルを切ってアクセルを踏むと
「パキパキ」とか「カリカリ」「コンコン」なんて音が出だします。

音が鳴り出すとグリスを入れ替えブーツを交換しても殆どの場合は改善しません。
時間と共に悪化するのが普通です。

そんな時はベアリングを交換しますが、勿論新品も購入可能です。
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しかし少しでも安く修理したい時には、車両のメーカーが出している純正の新品部品と違うリビルト部品を使うことがあります。
見かけは新品ですが、綺麗に仕上げられた再生部品です。

ブーツの交換の際もドライブシャフトを取り外してブーツを交換しグリスを入れ替えます。
シャフトの交換もほぼ同じ作業が必要ですが、ブーツ交換の手間が省けるので少し工賃は安くなるでしょう。
リビルトのシャフトの部品金額はブーツよりは勿論高いですが、まだまだこれから長期間乗るのであれば、リビルトのシャフト交換も考えられる選択です。


まずはココを外しましょう。
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割りピンを取り外し、ナットを緩めます。

ここでこんな工具が出番と成ります。
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エンドプーラー。

ナットを緩めても、この部品は抜けません。
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斜めのテーパー状の噛みあわせなので、食い込んでいます。
工具が無ければ、金槌で叩いて振動させて外したりもしますが、工具があれば簡単です。

こんな風に噛ませて下からボルトをねじ込めばレバーが下向きに力をかけていきます。
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「バーーーン!」
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大きな音と共に抜けました。
ナットを取り外せば抜けますね。
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これでドライブシャフトは、外側での固定は無くなりデフに差し込まれた内側さえ外せばシャフトは取り外せます。
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これはエンジンルームの下側を前から後ろ向きにエンジン下部を写しています。
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赤錆が見えるのがドライブシャフトの端で、右側のデフに刺さっています。

デフには刺さっているのですが、右端の針金のようなリングで抜けにくくなっています。
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レバーなどでドライブシャフトを外側に取り外します。(コレはリビルト品)

上手く力をかけると「スコッ」と抜けます。
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この時の注意はオイルが出ることです。
最後に抜けた分量のオイルを足すのを忘れてはいけません。

取り外したダメなシャフトとリビルトされたシャフト。
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コレを逆の手順で組み付ければ完了です。
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先端のナットも新品が付いてきます。
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左右交換だったので、箱は2個。
この箱に入れて部品屋さんに送り返します。
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送り返した部品を再び専門業者が再利用できるレベルの部品であれば、「リビルト」して部品として販売されます。
右と左、シャフトの長さが違うでしょう?
エンジンはFF車の多くは横向きに搭載されています。
この車なら、運転席に座ってみて右側にエンジン、左側にミッションです。
ミッション側にデフが付いているので、左側のシャフトはホイールに近くて短いのです。

デフに取り付くドライブシャフトは左右ともデフの部分での高さは同じですが、相手側のホイールの中心も左右で高さは同じです。
だとすると、長さの違うシャフトだとドウナリマス?

デフからホイールに向かうシャフトの角度が違ってきませんか?

適当な資料が見つからなかったので、走り書きで申し訳ありません。
前側から見ているとしてください。
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デフが右によっているので関節の角度がきついです。
この部分にブーツが被っています。

実際にはこんな角度は付いていません。
誇張して書いていますが、サスペンションがストロークした時などはコレに近いことが起こります。
この角度の違いが大きなパワーを持つ車両では、アクセル開閉時にハンドルの取られにつながります。
これをトルクステアと呼んだりします。
この軽自動車には付いていませんが、長いシャフト側の途中に支えるベアリングを入れ角度を左右揃える事でる事でトルクステアを抑える車も多いようです。

この軽自動車のようなシャフトなら左右どちらがブーツの破れが早いのかと、その理由も分かりますね。


ついでにベルトも交換してくれと。
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前から見て左側にベルト。
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交換しにくい。
せまいわー。

この軽自動車にはターボも付いてます。
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インタークーラーターボ。

インタークーラー外してっと。
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エンジンの上の黒いカバーを取り外し。
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イグニッションコイルが見えます。
このエンジンは4気筒なので、点火プラグは4本。
プラグも換えてくれと。

プラグは4本でもコイルは2個?
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このシステムは1個のコイルで2気筒分の仕事をさせていますので、前回ブログに書いた同爆のコイルのシステムのように1番(向かって左端)と4番(向かって右端)、2番と3番はそれぞれ同時に点火しています。
どちらかは排気上死点での着火になっています。

右側がイグニッションコイル。
コイルから出たコードはプラグコードでプラグに刺さります。
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コイルの下側には直接プラグが刺さります。

コイルとプラグコードを取り外した状態。
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抜き取ったプラグの状態は?
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かなりの磨耗が見て取れます。
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交換すればアイドリング時の細かな振動が軽くなった気がします。

こんな所に一方通行のバルブ。
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ヘッドカバー(タペットカバー)からインテークチャンバーまでを繋いでいます。
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コレくらいの部品ですが、下から上への一方通行です。
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エンジンのブローバイガスをインテーク側に導き再度燃焼させます。
ここで似た機能を果たす部品に気が付きませんか?
内圧コントロールバルブ。
あれと、ほぼ同じ仕事をしています。
4輪のコレはかなり昔から付いていますが、こちらは排気ガス規制からも必要なんでしょうね。

これは細いですが、太い車種のなら代用できますよ。

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これら一連の作業はこの頃の物です。
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コハクとイブキ。
イブキがココに来て間の無い頃です。

小さかったイブキも、現在ではコハクよりも大きく重くなりました。
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山の中に散歩に出ても、コハクよりも活発に動き回ります。

そんな2匹を見ながら私はユックリしか歩けないので、勝手に走ってもらいます。

何気なく下を見ると?
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鳥の巣ですが何でしょう?
かなり小さいので・・・・知らないです。

でも中を良く見ると、針金や荷造りのビニールのヒモなんかも使っています。
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人間の捨てたようなものも、巣作り中の鳥にとっては好都合な材料なんでしょう。

これは先日の強風で木から落ちたのかもしれません。


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勝手に遊んでいるお二人ですが?

なにやらイブキが元気ないでしょう?
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あちらこちらに間伐したり風で倒れたりした木が横たわっています。
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このビデオを見てやってください。
途中で悲鳴上げてます。



枝が横向きに出ていて、それに刺さったようです。
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怪我は有りませんでしたが、驚いたようで暫く私の横で大人しくしていました。


私の股関節も不具合が出たままなので、もう少しおとなしくしています。


分解手順はかなり省略して書いていますので
整備の際の参考にはしないで下さい。







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伊勢へ(総集編) 


その1)  本日10日は納車に出ます。


朝6時半過ぎ。
自宅前に停めていた車のフロントガラスは凍結中。
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家内にお湯をかけてもらってスタートです。
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事務所からの東の空はようやく明るくなりかけました。
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尻尾号の室内温度計は
0.3度でした。

今日は今から納車に出かけますので留守になります。

久しぶりにフクちゃんと二人での納車。
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その2)  午前8時


名神高速、茨木インターから名古屋方面に走ります。
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山からおりて、午前8時現在気温は6度台まで上がってきました。


朝日がまぶしい。
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その3)  三重県



三重県津市の伊勢道を走ってます。
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この先は高速道路の無料化社会実験区間なので、嬉しい無料。

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天気も良くて気持ちいい~。

でも傷めた股関節で、お尻が痛い。

フクチャンが運転で、私は助手席です。





その4)  納車完了です。



もう少しかな?

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今日はR1100RT75周年限定車。
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その5)  腹減った~



何処か食事したいんですが

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バイパスなので殺風景。

遠くの町並みの向こうは海。

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無事に納車したらお腹がすきます。





その6)  焼肉食べよう。


国道23号線を走っていると、松阪肉や焼肉の看板が数多く私達を呼び込みます。
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とうとう負けて入ったのがココ。
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フクチャンのチャンチャンコ可愛いでしょ?


ココは回転寿司ならぬ回転焼き肉。
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回転寿司と同じコンベアーに生肉やキムチが流れてきます。

結構高価な松阪肉も流れるようです。
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しかし平日は夕方からの回転で、今は普通の焼肉屋さんです。
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いい値段ですね。

でもせっかく入ったので、なにか食べましょう。
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七輪で おが屑の炭で焼きます。
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セットメニューを二人前注文。
  フクチャンのグラス・・・ 色着いてる? 麦茶?

    ノンアルコールです。
    私は水。


ご飯が欲しくなったので、ビビンバも注文。

とても満足なお昼ご飯でした。



お土産の赤福も買ったので、帰ります。
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焼肉屋さんに赤福は売ってませんよ。
念のため。





その7)  無事に帰り着きました。


今回も無事に帰ってくることが出来ました。

途中メールをいただいた皆様、ありがとうございました。

MSNにいただいたメールには明日返信いたします。

修理依頼、車輌見積もり共に
しばらくお待ちください。

申し訳ありません。


12月11日は通常通りです。




12月10日は納車でお休みです。 


明日の12月10日は納車で二人とも出かけます。

ご来店を予定されていた方には申し訳ありませんが
日にちの変更をお願い致します。

なお11日は通常通りです。



晩秋に紅葉のトンネル 

深まりきった秋と、頑張り始めた冬。

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山は秋色、空は冬色。

もうすぐ山も冬色ですね。




つまるか、つまらないかはあなたの感性?R1150GS 

12月になりましたが、11月には色々ありました。

この写真は私達の遊び用のR1150GSですが、この泥だらけになるためのイベント用に少し改造しました。

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SUTRCなるイベントにお客様たちが出かけるので、ご一緒させていただいたのですが、イベントの趣旨は大きなバイクでトライアル的な技術を競う?楽しむ?ようです。
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R100GS改
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小排気量での参加もありました。
これはAG200
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フクチャンの操るR1150GS。
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勢い余ってジャンプするR100GS。
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こんなイベントに参加するなら、R1150GSのエンジンもトライアルごっこに、相応しい性格にしていきたいものです。

そこで思いついたのは?
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大きな円盤を加工し始めました。
この部品は?
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全体をフライホイールなんて呼んでいます。
聞いたことのある名前だと思いますが、4輪などでもノーマルの車両を改造してチューニングする際に、
「フライホイールを軽量化する」事がありますが、この部分の部品のことです。

フライホイールは、このクラッチの部品一式の前側につきますが、フライホイールとクラッチ構成部品は一緒に回転するので、鉄で出来た重いものが高速回転するエネルギーは大変大きなものです。
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フライホイールとクラッチ構成部品、これらをすべて合わせた重量で考えて軽量化することも有ります。



分解してしまいましたが、左手に持っているのがセルモーターのギアが噛みこむリングギア。
右手に持つのは、真ん中でエンジンのクランクシャフトの後端にボルトで固定されています。
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パワーアップやレスポンスの向上を考えての加工なら、ココは軽量化ですが今回はトライアル「ごっこ」なのでエンストしにくいように「重量化」です。
重量化?
そんな言葉があるのかどうかは知りませんが、要するにフライホイールの重量を増やして回転エネルギーを増やす算段をしています。

R1100シリーズ各車とR1150各車では基本設計は同じで、排気量が少しだけ違います。
本来排気量が増えれば、駆動系のギア比が同じなら低速でもパワーが出ているか、少なくとも同じはずです。
しかし、今までの経験上アイドリングからのクラッチミートではR1150の方がエンストしやすく感じていました。
もちろんアクセルを開けて走り出す通常のクラッチミートでは差は感じにくい程度です。

しかし、トライアル的な使い方をするなら、止まるか止まらないかが大事なので少しフライホイールを重くしてみました。
結果はナカナカ良いフィーリングです。
R1100の様な吹け上がりです。
しかし、重いフライホイールのおかげでレッドゾーンの手前付近は得意ではないエンジンになっています。

実を言いますと、R1100のフライホイールとR1150のそれとでは重量がかなり違います。
測定は行っていませんが、感覚的にはR1150のフライホイールはリングギアを含めてR1100の半分程度重さしかありません。

なので今回はR1100の重さに合わせたフライホイールに加工してみたんです。

R1100と1150のエンジンは排気量は変わっていますが基本は共通です。
ヘッドも互換性がありますし、吸入と排気のバルブ径も同じです。
空気を供給する通路の径もしかり。
このような方法で排気量を上げればどうなるでしょう?
低速トルクが出て、上が回らないエンジンに成る様な気がします。
上をカバーするためにフライホイールを軽くして回りやすくしたのでしょうか。
BMWの設計者に聞いたわけではないので、違って居るかも知れませんし
他の部分で低回転と高回転のそれぞれをバランスさせたのかもしれませんが、その他の部分が
「フライホイールの重量」
のような気が私はしています。


フライホイールが重くなって、登りの急坂もどんどん上がります。
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背景の木の立ち方で角度を想像下さい。

こんなヌカルミもへっちゃら?
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なんて事はありませんが、結構良い感触です。

AG200もどんどん登ります。
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R100GSも。
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最後に息切れ?


実はフクちゃん、ヌカルミでは皆さんのお世話になりました。
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ここでは軽量なAGも。
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パンツまで濡れたがな

結果はフクちゃん、ビッグオフ部門で優勝♪
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どんな集まりでも、ルールを守って皆で遊べば楽しいですね。


おきて破りなボクサーエンジン?
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前回はオキテ破りなエンジンで優勝しましたが、エンジンそのものが変わったわけではなく、付加されている部品を変えたんです。

なので今回は、もう少し踏み込んで遊んでみます
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左側のシリンダーヘッドのカバーを取り外し。
ガソリンを噴射するインジェクターが付いたスロットルボディーも取り外しましょう。

このギアーにチェーンが掛かり、カムシャフトを回して混合気を吸い込んだり、排気ガスを出したりします。
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何をするかと言いますと、BMWのボクサーエンジンは2気筒ですね。
ピストンは左右で2個、別々に動いていますが、当然連携しています。

右側のピストンが圧縮上死点(ボクサーなので右端)に来た時には、左側のピストンも上死点に来ています。
左右のピストンは右が外に有れば左も外に来ています。

しかし同じ位置でも4サイクルエンジンとしての機能上の状態は違うのです。
圧縮上死点とは、いま既に点火プラグで着火した状態で、吸気バルブ、排気バルブ共に閉じて、爆発膨張してピストンを押し下げる(ボクサーは横に押す)まさにその瞬間です。

反対側のピストンは同じ上死点でも、排気が終わって これから新鮮なガソリンと空気の混ざり合った混合気を吸い込みだす瞬間で、吸気バルブ、排気バルブ共に全開では有りませんが開いたオーバーラップの状態です。


結果として左右のピストンは同時に内、外と移動しますが爆発は片側ずつなんです。


BMWの2バルブRシリーズと1100と1150シングルスパークのイグニッションコイルは1個です。
1個のコイルから2本のプラグコードが出ていて、同時にスパークを飛ばしています。

これはR1100RTの発電機の上に付いているイグニッションコイル。
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なので、圧縮上死点側のスパークは混合気に着火していますが、もう片方は排気終わりの状態で着火しますので殆ど意味はありません。
この事を同爆と書くことも有るようですが・・・・
取り外したコイルからは黒いプラグコードが2本と真ん中はアース線。
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言うなら同爆では無く同時点火でしょうね。
点火しますが、片側は爆発しないのですから




ならば意味があるよう同時に爆発させたらどうなるのでしょう。

と言う事で、同爆(同時に左右のシリンダーで燃焼)

今回は左側のシリンダーに少し手を加えてみます。

右側が爆発している時に、左も爆発させたいのですから、圧縮上死点に出来れば良いわけです。
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この状態は排気終わりのカムギアーの位置です。
これを180度回して上下逆にして組み付けます。
勿論カムシャフトも回します。
そうすると、左側も圧縮上死点に成るはずです。


で、組みつけてみました。

日曜日の夕方にトラクションの掛かりやすさの話しから、同爆の話しが出てほんの少しの後にはエンジンの掛かる状態になっているのを同席したお客様何人様かが目撃する事となりました。


目撃者Aさま 「かかりますの~~?」

     『問題ないはずですよ』

目撃者Bさま 「どうなります?振動増えません?」

     『左右から同時に押してくるから、バランスよいかも」

目撃者Cさま 「セルモーターだいじょうぶっすかね~?」

     内心『・・・・・するどい』

ノーマルなら片側ずつ圧縮する事を前提にセルモーターは作られているはずで、左右同時に圧縮工程になることは想定していないでしょう。
問題が出ないことを願いながら始動準備完了。


   で、エンジン始動の様子をご覧下さい。

   初めにセルを回して、予想通り回りが悪いので、皆さん大受け。
   もう一度セルを回して結果は?

   音量に注意!!
   
結果はなかなか興味深いものでした。

排気音はまるで、ビッグシングル。

しかし、吹き上がりはシングル以上の素早さ。
でもノーマルと比べるとボクサーツインを知る人には違うエンジンに感じるでしょう。

何人かが乗ってみましたが、高速域のパワー感は出ているようです。
左右同時に爆発すると、エンジン本体での振動で考えると片側ずつよりもバランスは良いかもしれません。
その証拠がこの写真。
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左右の吸入負圧の同調をとる前でも、エンジンのアイドリング回転数がかなり上がりました。
作業前は1200rpm程度だったはずです。

それが約1600rpmまで上昇。
上まできれいに回っても不思議ではありませんね。
動画でも確認下さい。

先のフライホイールを重くして上が回りにくく成った分を補って余りあるようです。

BMW R1150GS同爆仕様エンジンの出来上がり?

BMWのボクサーエンジンのうち、俗に4バルブと呼ばれているR259シリーズなら部品交換無しで楽しめます。
左シリンダー用のカムシャフトと右側用のカムシャフトが、それぞれ別々にシリンダーヘッド内に有るからこんな事が出来ます。
2バルブOHVやKシリーズの様にカムシャフトがそれぞれのシリンダー用に独立せず、繋がっている車種ではこの手法では同爆は出来ません。
あえて行うなら、カムシャフトを切って繋ぎ直さなくてはいけません。(非現実的)
ショップさんの中には、ピストンが2個同時に上下するW650用でパーツを販売されているところもあるようです。

この作業は自分達の遊び用のGSで、興味本位での作業でしたが、実際に長期間使用するとなると考えなくてはいけない問題が有るのも分かっています。
万が一同じ実験をされる方がいらっしゃるなら、あくまでも自己責任の実験でお願いします。





この日の作業と試乗はココまででしたが、この話しには後日談があります。
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実は作業中にも気が付いていたのですが、左側の組み換えを行った際に右側と完全に同じタイミングに出来ませんでした。
組み付け方で、右側に対して早くなるか遅くなるかしてしまいます。
カムチェーンのコマ数とカムギアの関係ですが、ずれた状態で試運転していました。
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この部分をきっちり合わす為にはカムギアの加工を必要とします。
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写真の左側が加工前、右は位置決めをする為のノック(デッパリ)を落としたカムギア。
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これに溶接でノックを作ります。
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先端が赤く焼けています。
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作ったデッパリをヤスリでノーマルと同じ形に整えて組み付けました。

右側のカムシャフトの位置決め。
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写真を撮影する際に角度が付いて、ずれているように見えますが、この状態を基本にして反対の左も同じ状態に出来れば良いわけです。

これは少しずれた状態の左側。
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これを修正するために加工しました。
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 結果は?

何故かセルモーターを取り外しています。
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  ご覧下さい。
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あーーあ~
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同爆化すれば左右同時にピストンが圧縮するのでセルモーターの回りが悪い事は予想されました。
実際に回すと何とか回る程度の力はありましたが、初日の少しずれた状態でです。


今回溶接までして微調整を行ったので、さらにセルに力が掛かったようで、なんと
「セルモーターが割れました。」
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これには他の要因も含まれて居ますが、左右同時に圧縮させるとセルモーターは自分の力でケースが破損することもあるようです。


この後、他のセルモータにてエンジンは始動できましたが、前回の試運転時とはフィーリング的にほとんど差は感じられませんでした。

ほんの少しのバルブの開閉のずれは大きく影響しないようです。



   『またつまらぬものを作ってしまった』
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次はデコンプでも作りますか?

R1150GSの修行は続きます。


再現ビデオや写真で登場頂いた皆様、ならびに写真をご提供くださった皆様、ご協力ありがとうございました。

文中に紹介したインプレッションや、1100と1150との違いに関しては個人的な主観が多分に含まれる事をご理解ください。

1150に比べて重いフライホイールの1100シリーズですが、高回転までスムーズにヨドミ無く吹けあがることも付け加えます。
1100リーズの中にも軽量な1150と同じタイプのフライホイールを使っている車種が有ります。
それはR1100Sなんです。
Sは1100のころから1150と同じく6速ミッションでスポーツ仕様だったから軽量なフライホイールを選択したのでしょうか。






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福岡へ (総集編) 


その1)  私、ちょっと出かけますが お店はやってます。


以前からブログで紹介させていただいていた、HP2メガモトが新しいオーナー様の元に出かけるときが来ました。
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ほぼ新車なので、点検の際にも何も悪い箇所はありませんでした。

軽トラックの「尻尾号」で今回は私が納車に出かけます。
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フクちゃんにはお客様に対応してもらいます。
積み込みも軽量なメガモトなので、安心です。



でもね、私が積み込むのはちょっと不安なんです。
以前に手を骨折して現在リハビリ中。
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右手のリハビリに松葉杖使ってます。

本当なんですが、やりたくて松葉杖でリハビリしているのではなくて、使わなくてはいけない理由があるのです。

全部を話せば長くなるので、簡単に。

手の骨折が治ってきた感触が合ったので、いつもの山の中(杉林)でモンキーに少し乗って手のリハビリをと考えました。

結果は杉林から道路に戻ろうとしたときに、下りで前転。
手をかばって、右肩と右大腿骨を強打。
股関節を痛めてしまいました。
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             ↑
     昔の写真ですが、こんなところ。


現在は松葉杖無しでも歩けるまでになっていますが、病院で「股関節骨頭壊死」なんて言葉で脅かされたので、もう少し痛みがなくなるまで松葉杖を携帯することにします。

日も暮れだしたので、ぼちぼち行く準備に掛かります。
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こいつらの散歩にも行きますが、私が動きが悪いので彼らも可哀想です。
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もちろん今回の納車にも松葉杖が私のお供です。
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その2)  気温差7度


出発地点の大阪府豊能町は標高400メートル程で、気温は5.8度。


30分走ってダイハツ本社のある池田市。

気温は12.6度。




これからの季節は山の中のお店は昼間の気温が2度や3度迄しか上がらない日も多くなるので、防寒対策をお願いします。


国道171号線軍行橋北詰交差点です。

遠方のオレンジの証明は大阪伊丹空港。


遠路お越しの方はお迎えに行ってます。






その3)  明石の明と暗


国道171号から43号、2号を使って神戸を通過。


見えてきたのは?


明石大橋。
はなやかなイルミネーションが人目をひきます。



もう少し走ると?






人気の無くなった明石フェリーの乗り場。
今まではグリーンのランプが点灯していたのに・・・



復活の日は来るのでしょうか。









その4)  事故渋滞


岡山市?旭川大橋の上で事故処理中。









その5)  遅い晩御飯?早い朝ご飯?


渋滞を抜けて岡山バイパスのモスバーガーで休憩です。



入って気が付きましたが、以前にも休憩したことのあるお店でした。


適度な明るさで、清潔感のあるお店。


昼間はいっぱいお客さんが来るのでしょうね。


下のリンクをクリックして地図に出る私の現在位置は、アマチュア無線の電波を使ったAPRSと言う名前のシステムです。

中継局との位置関係と電波状態が整えば、30秒に一回の位置更新が有るはずです。


中継局が遠すぎたり、山が隔てていたりして、尻尾号からの電波が中継局に届かない時は更新されません。

今みたいに尻尾号のエンジンを切っても電波も止まるためやはり更新されません。

ちなみにAPRSの電波を出しているのはハンディートランシーバーのVX-8で、送信出力は5Wです。

尻尾号に常設の無線機20Wに比べれば少ないですが、結構遠方の中継局と繋がっているはずです。



下記リンククリックで私の所在地が分かるかも。
 ↓
http://ja.aprs.fi/?call=JO3REH-9&mt=roadmap&z=11&timerange=3600

アマチュア無線の144MHと430MHのメインチャンネルでワッチしています。
JO3REHです。






その6)  夜明け前


写真は明るく写っていますが、薄暗い日の出前。


遠くに見える島は厳島。


安芸の宮島、厳島神社があります。


現在気温は6度。






その7)  山口県光市の山の中は霧のち晴れのち霧


海岸沿いの国道2号線から、山の中に入ったとたんに霧が発生。


気温は3度台に急降下。


少し走ると、晴れたり


また霧が向こうに。



そして、背後から日の出。



富海PAで書いてます。














その8)  今日の関門大橋





天気は曇り空






その9)  午前中に登録終わりました。


予定通りの時間に福岡運輸支局に到着後、すぐに記載変更の手続きに取り掛かります。


記載変更とは俗に名義変更と言っている手続きの事ですが、バイクの名義変更は記載変更なんです。

小じんまりとしたスペースに、沢山の職員の方々が手際よく仕事をこなされていました。

広いスペースの登録事務所でも、ゆっくりとマイペースで事務処理をされる都府県も有りますが、福岡はテキパキと処理も速く、直ぐに新しい車検証が出て来ます。


ナンバープレートは570円で大阪や神戸の520円よりも高かったですが、検査標証(ナンバープレートに貼る車検ステッカー)はナンバープレートが変わるので新しいステッカーが欲しいのですが、大半の登録事務所では、検査標証再交付手数料の300円が必要です。

しかし、ここ福岡運輸支局は簡単な申請用紙に記入するだけで、無料で再交付していただけます。


兵庫県の土山でガソリンを満タンにしましたが、500キロ以上走るとさすがにタンクは空っぽ。


針動きません。




大阪よりバイクの数が多い気がします。

午前中からバイクの車検やってますからやはり多いのでしょう。


あれっ?
ひょっとして、このメガモトがお世話になるお店の方かも?


新型DOHCのGS






その10)  朝ご飯抜きの、昼ラーメン


今回は福岡県迄、登録と納車を兼ねて走ってきましたが、無事に登録が完了して一安心です。

納車には、時間が有るので博多ラーメンでもさがしましょう。

偶然通り掛かって入ったお店ですが、活気の有るお店です。



ほぼ満席で、タクシーで乗りつける観光客も居たりして、有名店かも知れないですが、味は確かめてください。

私は近くに来たら、食べますね。

でも、食べに行くなら久留米の丸星ラーメンです。

今日は行けないかな?





その11)  ありがとうございました


午前中に福岡ナンバーを取得したメガモトですが、新しいオーナー様とのご対面は、夜の7時を予定していました。

今日は平日の金曜日。

せっかく福岡県迄来たので、福岡らしい場所に行きたいものです。



こんな所に来ました。

福岡らしいかって?

昔、陸上やっていた私には福岡らしい名前なんです。

肝心の公園は松葉杖の私は移動が面倒なので美術館の方に入りましょう。


いいのが来てますよ。


私はあまり動き回って股関節が悪化しては、納車の時にメガモトを尻尾号から降ろせないと困るので、松葉杖を使って最低限だけ観て回ります。


家内は私の三倍は観賞してました。

休憩した喫茶ルームから、横の大濠公園をトレーニングで走る陸上選出がみえます。




このブログはフェリーの中で書いています。



実は予定通り納車していれば、フェリーには間に合わない予定でしたが、メガモトの新しいオーナー様は予定を早めて帰宅してくださいました。


それで私はフェリーの中でブログを書いていられるのです。


フェリーは高速道路の割り引きで苦戦を強いられているようですが、金曜日は混雑しています。



乗船券売場は長蛇の列。


無線のAPRSは尻尾号の中で二分おきにGPSから割り出した自分の位置情報を無線の電波にのせてフェリーの車両甲板から出しているはずです。


下記リンククリックで私の所在地が分かるかも。
 ↓
http://ja.aprs.fi/?call=JO3REH-9&mt=roadmap&z=11&timerange=3600

アマチュア無線の144MHと430MHのメインチャンネルでワッチしています。
JO3REHです。



無事に帰還し、自宅へ家内を送り届けてそのまま私は山の中の事務所に向かいました。
暫くして事件は発覚!
携帯電話に着信

家内「イブキがいないよ」

私『すぐ戻るは』


近所を探し回りましたが見当たりません。

コレはもう警察に頼るしかないと電話を入れたところ、
「役場からの連絡で一匹保護していますよ、役場に問い合わせてください」
との事です。

でもこの日は土曜日、電話に出ていただけるのでしょうか?

おそるおそる役場に電話したところ、女性が対応してくださり餌やりや、排泄の世話が土曜と日曜は出来ないので、犬好きの職員が自宅に連れて帰っているそうです。

私はどんな扱いを受けているか心配で、緊張していましたが、何か救われた気がし安心しました。

自宅の場所をお聞きし直ぐに迎えに行ったのは言う間でもありませんが、迎えに行くと職員さんの自宅室内から何事も無かったかのようにイブキが出てきます。


色々な場面でブログに使う写真を撮影することには慣れていますし、ブログを書くのも楽しみです。
しかしこの時ばかりは写真を撮影する余裕はありませんでした。

お世話になった皆様ありがとうございました。


私たちが九州に納車に出ている間のいつか分かりませんが、自宅のお隣さんとの境目のバリケードを破壊して帰ってこない私たちを捜しに出たのでしょうか。

早速お隣さんとの境目のバリケードを再構築し、強化したのは当然です。

本当に肝を冷やしました。