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BMWのブレーキマスター 

愛車の整備です。

070421-01.jpg

BMW E34 525 です。
DOHC24バルブエンジンです。
燃費もよく、スムーズな吹き上がりで力強いパワーと心地よい
サウンドで好きです。


今日、こんな部品が宅配便で届きました。

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Ate(アテ)の箱に入った部品です。
ブレーキマスターといいます。
車のブレーキペダルを踏み込むと、この部品の右側の棒を
左向きに押し込んで、中のブレーキオイルを車輪のブレーキに
送り出すためのピストンが中に入っています。
簡単に言うと注射器のような構造で、注射針の代わりに
ブレーキホースが付きその先がホイールの内側に付く
ブレーキキャリパーにつながります。


これはオートバイのBMW F650CSの同じ働きをする部品で
フロントブレーキマスターです。

070421-03.jpg

ご存知のように、オートバイはほとんどの場合、前後ブレーキを別の
操作で働かすので(前後連動もあります)フロントブレーキは右手で、
リアブレーキは右足で操作するのが一般的です。


これはBMW R1150Rロードスターのフロントブレーキマスタ
です。

070421-04.jpg

この車種にはエンジンキーがオンの状態でブレーキを操作すると、
「ミーー」、とか「ウィーー」「ジーー」「キュイーー」などと
表現される音がします。
電気の力でブレーキブースターを利かせる音ですが、自動車にも
同じ効果を持たせるための部品が付いています。


構造はBMWバイクのそれとはまったく違いますが、空気のバキューム
すなわち負圧を使っています。

070421-05.jpg

ブレーキマスターの上に付くブレーキオイルのタンクを外したところです。
先ほどお見せした新品の部品と同じものが見えますね。
これを今回交換します。

その奥に丸い形の部品が、ブレーキブースターです。
この丸い部品の中身が空洞で、そこにエンジンで発生する
インテークマニホールドの負圧を溜め込んで、軽い力で
ブレーキが操作できるようになっています。

エンジンが始動していれば、ほとんどの場合でこの負圧は発生するので
ある意味、無限に利用可能ですが、エンジンが回転しないときには
発生しないので、エンスト時に何度かのブレーキは普段通りに利いても
その後で甘くなるのは、丸い中の負圧が無くなったからです。


今回部品を注文したのはブレーキマスターからブレーキオイルが
漏れ出したからです。

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先ほどのブレーキブースターの塗装がフヤケタのが分かりますか?
ブレーキマスターから漏れ出たブレーキオイルが流れた痕です。

これを修理したくて部品を注文しましたが、以前のBMWは
ブレーキマスターの中身だけの補修部品がインナーキットまたは
ピストンリペアーキットなどの名称で出ていたのですが、最近は
アッセンブリーでしか出ないようです。

BMWバイクの場合は幸いR1150のR259シリーズまでは
インナーキットの供給が有ります。


先ほど取り外したブレーキマスターと新品のブレーキマスターを
比較してみます。

070421-07.jpg

新品はLUCAS(ルーカス)古い方はGirling(ガーリング)です!!
合わないの?部品屋さん間違ったの?

この部品を注文する際に部品屋さんは聞いてきます。
「メーカーはどこですか?」
「アテ?ガーリング?ルーカス?」てな感じで。
今回私はガーリングと伝えたので、ガーリングが来ているつもり
だったのですが開けてみてルーカスだったので、一瞬ビックリ
しました。



でも大丈夫です。

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ご覧のように外見もまったく同じ、ブレーキパイプを接続する
穴の大きさもネジのピッチもまったく同じで問題ありません。
実はルーカスとガーリングは互換性があるのです。



「良かったねお父さん」

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私が作業をしている時間は店長エルフは直ぐ近くで寝ています。
片時もはなれません。


これはブレーキオイルを入れておくタンクで、ブレーキマスターの上に
取り付けられています。

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このタンクとブレーキマスターの接続部にはゴムの部品(グロメット)
が付いています。
この部品が悪くても間からオイルが出ます。
この車もタンクとマスターを分けるときに劣化したゴム部品が
切れました。
幸い新品のブレーキマスターには付属しているので安心です。


新品のブレーキマスターをブレーキブースターに固定します。

070421-11.jpg

ブレーキパイプも固定します。


その上に先ほどのブレーキオイルのタンクを無理しないように
押し込みます。

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先ほどのグロメットがちぎれるほど劣化しているのですから、タンクも
気をつけなくてはいけません。
無理をすれば割れます。

この後ブレーキオイルのタンクにオイルを入れて、エア抜きをします。
ブレーキマスターは空気が入っているとブレーキを踏んだ時に
ふわふわして利きが悪かったりします。
ブレーキパイプをブレーキマスターから外しているので、オイルが
パイプからも漏れ出ています。
オイルが出ればその代わりに空気が入り込んで、空気の入ったパイプを
ブレーキマスターに取り付けた状態では、まともにはブレーキは
利きません。

ブレーキオイルの一番最終到達地点、すなわちブレーキキャリパーの
エア抜きバルブからブレーキオイルに空気が混ざって出なくなるまで
ブレーキオイルを出します。

ブレーキマスターから一番遠方から始めるのが基本です。


ところでクラッチは?

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これはF650CSのクラッチ操作部です。
ワイヤーですね。


こちらはR1150Rロードスターのクラッチ操作部。

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こちらはブレーキと同じオイル式です。
最近の自動車のシフトは商用車や特殊なものを除いてオートマチックに
なり、マニュアルシフトは少なくなりました。
したがってクラッチも少なくなりました。
自動車にもクラッチがワイヤー式のものとオイル式のものとが
ありました。

BMWバイクもそれぞれ使い分けていますが最近の大型バイクは
オイル式が採用されている車両が多いようです。


これはBMW525のスロットル部分です。

070421-15.jpg

ここにエアーのぶっといダクトが接続されます。


接続! 「んっ!!」

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取り付けかけて、気になり裏側を確認!


「あーーー、やっぱりね。」

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下側から2本入るエアホースの取り付け部分がひび割れしています。
取り外しのときに、やけに簡単にホースが抜けたのが気になって
いたんです。
その場で確認すればよかったのですが、速く先に進みたかったのか
気にせずに進めてしまっていたんですが、取り付けのときに
思い出しました。
ラッキーなことに以前中古部品を手配して、取り付けに来ていない
車両の物がストックであったので、それを取り付けて問題は
解決しました。

年式の少し古くなった車両(2輪、4輪共に)を整備していて、
部品を取り外していくと、本来想定していない部品に不良が
見つかるときも、しばしばです。
考え方を変えれば、分解すれば不良箇所も見つかるはずですね。




最後に組みあがったエンジンルームを撮影です。

070421-18.jpg

そしてこれから試運転です。



ここで問題です。
最後の写真はエンジンルームに水がかかった様に見えますね。
実際、水をかけました。
なぜでしょう?


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