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BMWじゃないけれど。 

その日は、降り続いた雨がようやく上がった朝でした。
田んぼにも、水が入りカエルも鳴き始めています。

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もう少しで、遠くの妙見山からも雲がはがれそう。

雨の日に車の修理は億劫なので、雨が上がるのを待っていました。
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メルセデス ベンツ E320。
1991年くらいのモデルだったかな?

入り口の狭い道を上って行きます。
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登って曲がったところの左側は竹やぶ。
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他人様の竹なので、筍は掘れませんが春の季節感は良いものです。

もう古くなりましたが、タイプ124。
古くからの知り合いからの依頼ですが、普段聞きなれない音が出ているそうです。
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  ツインカム6気筒水冷。
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以前は空気をエンジンに送り込むインテークマニホールドの材質はアルミでしたが、この時期あたりから、軽量な樹脂になってきました。

エンジンを掛けて、すぐに発見できたのはウォーターポンプの異常でした。
数字の2と白く見えるのが、車体に付いて現在水漏れを起こしているウォーターポンプ。
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手に持っているのが新品のウォーターポンプで、エンジンの動力で冷却水をエンジン内やラジエター、室内ではヒーターコアに流すための水流を作る部品です。

ウォーターポンプを交換するためには、他にもイロイロな部品を取り外します。
余談ですが、まるで囲んだ部品はインテーク側のカムシャフトの開閉のタイミングをエンジンの状態によって変化させる為のマグネットが入っています。
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ラジエターシュラウド、ラジエターのアッパーホース、バイパスホース、ロアーホースを取り外します。

ホースを取り外した部分のこの中には「サーモスタット」が入っています。
サーモスタットは、冷却水が規定の温度になるまでは、ラジエターに冷却水を行かないようにして、エンジンの温度を適正に保ちます。
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規定の温度に達したら、今度はオーバーヒートしないように、熱い冷却水をラジエターに流します。

写真を写し忘れましたが、左に箱に入っているのがサーモスタットです。
手で持つウォーターポンプの丸く穴の開いた部分に収まります。
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このサーモスタットと呼ばれる部品は、オーバーヒートした時には、熱でつぶれる事も多いので、見た目正常でも今回は交換しておきます。

ウォーターポンプを回すのは、ベルトです。
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まるで囲んだ部分がウォーターポンプを回すベルトとベルトが掛かるプーリーです。

そのベルトですが・・・・
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よく見ると、ひび割れがいっぱーーい。
「だめだねこりゃ!」


ウォーターポンプから漏れ出た水で、あちらこちら色が変わっています。
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ラジエターを冷やすのは空気ですが、走行中は風がラジエターに当たるのでかなり冷えますが、渋滞などで停車中も冷却は必要です。
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そのために、発電機やウォーターポンプ等と同じ様に、ベルトでファンを回して風を作ります。
   このファンを取り外すのが嫌いです。

こんな工具を使いますが・・・・
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   「真ん中が、かったいんだわ」
これと同じ6角が付いてますが、薄い工具しか使えません。
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ラジエターを取り外してしまえば、イロイロな工具が使えるのですが、時間がかなり余分に掛かります。
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でも、この工具だけでは緩まないんですよ。
回すとプーリーはベルトで押さえられているだけなので、滑って回ってしまいます。

そこで、もう一つの工具の出番です。
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囲んだ工具で、プーリーを固定できます。
工具を持っていて、知っていれば簡単な事ですが、知らなければ困るでしょうね。

かんなーり、固かったのですが、無事に緩んで抜けてきました。
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取り外したラジエターファンとカップリング(ファンクラッチ)
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車両前方から。


こちらは内側ですが、アルミ色下部分には放熱の為にフィンが付いています。
この部分をファンカップリングとかファンクラッチと呼び、温度変化で仕事をしてくれます。
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この部分の内部には高温になると固くなる物質が入っており、ラジエターを通過した風の温度が高くなるとファンの回転数が多くなります。
詳しい説明は省きますが、この構造はFF(フロントエンジン、フロントドライブ)車では、冷却に電動ファンを用いているのが多いのでカップリングの使用は少ないようです。

ファンが外れました。
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グリーンの液体が冷却液のクーラント。
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クーラントには氷点下になっても、凍結しない不凍液の効果と、錆び止め、ウォーターポンプなどのゴムシールの保護を目的にイロイロな添加剤が入れられています。
色がグリーンなら、まだ効果があると考える方も多いようですが、赤錆色の状態の冷却液になってからでは遅すぎますから、早めの交換をお願いします。
(元々赤系統の着色がされた、クーラントもありますのでご注意を!)

次はベルトを外します。
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ベルトタイトナー(ベルトテンショナー)を緩めてベルトに余裕を作り取り外します。

ベルトを取り外し、パワステポンプとウォーターポンプのプーリーも取り外し。
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ウォーターポンプのプーリーを取り外したところですが、水の流れた跡がくっきり。
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ベルトタイトナーとダンパー、この部品でベルトに張りを持たせています。
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本当はこの部品も交換したいところですが、金額が・・・・
まあ、今回は異常無さそうなので、このまま行こうかな。

ベルトテンショナーが外れて、ウォーターポンプがどんどん見えてきます。
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こんなボルト4本でポンプはエンジンのシリンダーブロックに固定されています。
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ウォーターポンプ本体は、他のボルトに比べて簡単に緩んだので、ポンプの取り外しには苦労はありませんでした。
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激しい水漏れの痕跡。
水抜きの丸い穴と、プーリーの取り付くシャフトの付け根の両方からかなりの量漏れていたようです。
シャフト内側のゴムシールに不具合が出て、水がベアリング内に進入しベアリングもダメになり「ガタガタ」。

シリンダーブロックの下部に丸い穴が開き、クーラントが見えます。
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下から水を吸い込み、ポンプで送ります。

   新旧ポンプ
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新品のポンプには部品を取り付けます。
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純正部品を入手すれば、車体番号でズバリそのものも来ますが、社外品だとポンプそのものは互換性があるので、イロイロな車種に対応可能な状態出来ます。
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この面がエンジンのシリンダーブロックに取り付きます。
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ゴムのオーリングで水漏れを防ぎます。
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ヒーターパイプもウォーターポンプに入りますが、ココにもゴムのオーリングが使われます。
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これは古いものを取り外した状態、異常無さそうですが・・・・


    やっぱり古いゴムはダメです。
    危険ですよ。
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    新しいゴムを入れて。
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    漏れ無いようにします。


    ここで、問題発生!!


これは、古いセンサー類を新しいポンプの上部に移植して、仮付けしたところですが?
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センサーろアルミワッシャーに隙間が出来ています。

古いポンプに付けても、隙間は出来ません。
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原因は内側の製作精度かも知れません、内側のセンサー部分の本体への干渉でした。
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ピンボケ申し訳ありません。
古いのなら、問題ないのに・・・
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私がブツブツ言っていたら、向こうでフクチャンも「・・・ブツブツ・・・!?」
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お客様の車両を製作中ですが、ハーネスが上手くいきません。
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R100GSのメーターとカウルを仮付け。

R80STにR100GSのメーターと顔を付けたいのですが・・・
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元はこんなメータですから、配線は違います。


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ひび割れのベルトは在庫を私が持っていたので、問題解決。
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新しいサーモスタットを組み付け、奥まで入らなかったセンサーには一工夫。
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この部品も交換したいところなんですが、これの持ち合わせはありません。
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この部品は、インテークマニホールドの吸入負圧を使っている、ブレーキブースタの逆流防止弁です。
この部品で、耐久性は確認できませんが、内圧コントロールバルブの効果のテストできますよ。

バルブの片側は丸で囲んだインテークの負圧のかかる所に接続されています。
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もう片側は、ブレーキのマスターの付け根に着くブレーキブースーターに負圧を供給します。
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ブースターは車両の右側、反対側にはバッテリーなどが納まります。
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左右対称なつくりで、右ハンドル、左ハンドルどちらでも作っています。
しかし、この車両は右ハンドルなんですが、アクセルペダルの位置やウインカーレバーなどは、左ハンドルに乗りなれた人には違和感があるようです。
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このサブタンクにクーラントを補充して出来上がり。
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       納車編に続く。






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