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BMWのエンジンがかからない・・・・・ 

ゴールデンウィーク期間中に岐阜県に2度遠征に行きましたが、
2度ともBMWのバイク自身のトラブルでした。



1度目は、2台のバイクで家族旅行中のR1100GSが、
「走行中ガス欠の様なエンスト発生、雨によるリークかな?と思いつつ再始動は問題なし。しかし5分ほど走ると再発。」
こんな電話での説明でした。

ガス欠に似た症状との事ですが、プラグに点火する電気が切れても似た症状になることも有るので、簡単な点検方法として、下記の方法をアドバイス。

タコメーターの針に注目。
ガス欠の状態になれば、タコメーターが正常に働いている車両なら、走行中は当然針は走行速度とミッションのギアに見合った回転数を差しているはずです。
時速40キロでクラッチを繋いだままエンストすればアクセルを開けても速度とパワーは出ませんが、エンジンブレーキが掛かった状態で、タコメーターの針はエンジン回転数に見合った下がり方をするはずです。

00-110521.jpg


しかし、点火系の一部の部品が壊れた時には、タコメーターの針はエンジンが回っているにもかかわらず、下まで落ちている時があります。
この時に先ず私が疑うのはイグニッションパルスセンサーとBMWでは呼ぶ部品です。
メーカーによってはイロイロな呼び方で言います。
クランキングセンサー、ピックアップコイル、ピックアップセンサー、ホールセンサー、などなど。
過去にもこれについて書いていましたので、見てください。
    ↓
「R1100GSの災難」
http://elfnoshippo.blog85.fc2.com/blog-entry-686.html


「BMW R1100RS、トラブルの原因」
http://elfnoshippo.blog85.fc2.com/blog-entry-127.html



でもみんな仕事としては、プラグに点火するタイミングを決める為の基準になる信号を取り出します。
実際に点火するタイミングは、エンジン回転数、アクセル開度など、他の条件と合わせて考えて行いますので、センサーが信号を取り出したタイミングが点火のタイミングそのものではない車種も多いようです。

ガス欠しても、クラッチを繋いだままにしておけば、タコメーターの針はエンジンが回っている時間は上がっているのは容易に想像できるはずです。

エンジン始動時、セルボタンをオンしてクランキングしている時も正常ならタコメーターの針は下の方で少し動く場合が多いです。
車両により違いが有るので針が動かなくてもエンジンが掛かる車両もあるので普段の状態を確認しておけば、万が一の時の判断材料の参考になるかもしれません。

今回のGSは電話で相談以降、走行できる状態までならず、タコメーターを走行中のエンスト時確認は出来ませんでしたが、セルモーターでのクランキング時にはタコメーターの針は上がら無かったそうです。

この時の様子はご本人様の下記ブログに掲載されています。(ご本人様に許可を得ました)
    ↓
今回ツーリングの様子。
http://homepage3.nifty.com/OVER2/

後日オーナー様自らの修理。
http://homepage3.nifty.com/Over-Stone/GSPICUPKOUKAN.htm




その次の2回目の岐阜県は、BMW R1100RTのセルが回らずで、エンジン始動できず。
オーナー様はバッテリーの老朽化を以前から気になさっていたので、セルが回らなくなった原因を先ずはバッテリーと思い、JAF(日本自動車連盟)の応援を依頼されましたが、始動出来ずでした。

その際の経緯は下記URLのブログに書きました。
       ↓
  「岐阜出張、長野納車と温泉。」
http://elfnoshippo.blog85.fc2.com/blog-entry-1069.html



私は、その日の予定を済ませれば何処へでも行くことの出来る身だったのですが、時はゴールデンウィーク真っ只中。
道路情報を確認すれば「名神高速 関が原より60キロ渋滞中」。
他にも断続的に彼方此方渋滞の情報です。

大阪から岐阜県奥飛騨温泉郷までは、何時間かかるかまったく予想が付かない状況です。
過去にも、イロイロな理由で何度か遠方への車両の引き取りに出かけた事も有りますが、オーナー様の事情が許せばご近所で時間を潰して頂いて、一緒に帰って来ることもありました。
山口県、岡山県、長野県、などですがご本人様が待ち時間を気にされなければ可能ですが、さすがに今回は予想の付かない到着時間ではそれも許されず、奥様のお迎えの車を依頼されました。
少し時間をずらして渋滞が少なくなる時間帯を狙って出ることにしました。


RTとオーナー様は、せっかくの日帰ツーリングが故障の思い出になり残念です。
私側から見たブログは上記リンクですが、RTのオーナー様のブログが下記リンク先のありますので、オーナー様からの目線で見たブログも読んでみてください
     ↓
酎の遊び方 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/skrsbna/20055328.html
(オーナー様からの了解も得ました。)



持ち帰ったセルモーターではありませんが、似た症状のセルモーターを分解したので写真に写してみました。

外観は4輪用のセルモーターと、ほぼ同じ形です。
01-110521.jpg


分解しようとすれば、こちら面から作業にかかります。
02-110521.jpg
真ん中に見えるギアがエンジンの後ろ側に付いているギアに噛みこんで、エンジンを回して始動させます。
星型みたいな工具のトルクスが必要です。


トルクスのボルト4本を抜くと、フロント側のケースが取り外せます。
03-110521.jpg

左のギアはエンジン側に噛みこむ「ピニオンギア」、真ん中に写っているのは、「ワンウェークラッチ」。
04-110521.jpg
セルのピニオンギアは停止しているエンジンに回転を与えますが、エンジン始動後にはエンジン側から高速の回転を受けることになります。
セルからのクランキングの回転数は頑張っても500rpmはいかないので、始動後アクセルが開いていて2000rpmまで回ればセルモーターは内部が破損してしまいます。
そんな事にならないように、セルからエンジンには力が伝わりエンジンからセルには空回りするための部品です。
エンジンが掛かってからセルモーターがエンジン側から回転させられるのを防ぐ目的でこの部品は必要です。

しかし、ワンウェークラッチが付いているとは言え、常時そんなことしていればワンウェークラッチも壊れるので、必要の無い時にはピニオンギアをリングギアから抜きます。
と言うより、セルモーターのボタンを押したときだけ、ピニオンギアが飛び出し、セルボタンを放せばギアが収まるのが正常です。

しかし、セルボタンを長く押し過ぎたり、セルの不調でギアが戻りにくかったり、戻らないときにはワンウェークラッチが必要です。

手前に見えるのがマグネットスイッチ。
05-110521.jpg
セルボタンを押さえると、手前のマグネットスイッチに電気が来て、銅色の筒を右側に引っ張ります。

引っ張られると、レバーでピニオンギアがエンジン側のギアに噛みこむと同時に、大きな電気がモーター本体に流れてギアを回します。
06-110521.jpg
この写真は「ピン」が抜け落ちていますね。

本当はココにピンが入ります。
07-110521.jpg
分解時に簡単にピンは抜け落ちますので注意!!

右下のナットの部分にはバッテリーから直接電気がエンジンキーに関係なく常時来ています。
008-110521.jpg
マルで囲んだ平のターミナルにはセルボタンを押している時間だけ電気が来ます。
その電気を使って、右下ナットから上の配線の繋がった端子に電気が通電します。(本当はナットがついていますが外しています)
この時の電気の流れは、黒い筒の中を電気は通って出てきます。


09-110521.jpg



この部分は右側のモーターの回転数を落としてトルクを増やすための物です。
10-110521.jpg

この小さなギアがエンジンを回します。
11-110521.jpg
小さくても回転数が多いので、減速すればピニオンギアでは大きなトルクになります。

てっぱんを取り、内部を見ると?
12-110521.jpg
マグネットが剥がれています。
今回は割れはないようですが、4枚中3枚が剥がれて動いています。
13-110521.jpg


時間が有る時に、ゆっくり清掃してマグネット貼り合わせます。
そして次の万が一に備えることにします。

いつか又同じトラブルが起こるでしょう。
でも起こりにくくすることは可能なので、対策はしておきます。
そして、出来るだけ元気の良いバッテリーでエンジンを掛けましょう。


むかし、昔、こんな形の絵を描くおもちゃが有ったような・・・・

14-110521.jpg







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