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BMWな日常 R80の日 

「ねえー、だれかオートバイでこっちにくるよ。お父さん。」

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『あれはフクチャンや、お客さんのバイクの試運転して帰ってきたんや。』


「おかえりー、どこまでいってきたの?」

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『おー、ちょっとなー、スピード出したらハンドル振れるて、ゆうてはるから
  国道の余野のコンビニまで試運転や。』
「バイクたくさんいてた?BMWは?」
『今日は、車だけやったわ。  このバイクも調子ええけど
 エルフも調子良さそうやな。』
「うん。きのうちゅうしゃしてきたからね。」
『そうか、おとなしくしとけよ、さき帰っとくぞ。』


「じゃーわたしも帰ろっと」

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最近、店長エルフの体調は安定していますが、疲れやすいので
お仕事は午前中か、午後のどちらかにしています。
出歩いているときは元気でいいのですが、帰宅後は
お疲れモードで寝てばかりです。
でも私と仕事場に来る時間を楽しみにしているので、
つれてきています。


「あらっ!おひさしぶりシマちゃん!おめざめ?」

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いつもの顔なじみのシマヘビ君です。
この後、店長エルフの顔に飛びついていました。
でもさすがは犬です、すばやくかわして大丈夫でした。


先ほどのバイクはこれです。

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1980年製造のBMW R80 です。


こんな感じのBMWです。

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27年前のバイクですが、いいコンディションですね。
私が二十歳前後の時代に製造されたバイクが現役でオーナー様の
足として活躍しているのを見ると、国産車との違いを考えさせられます。

今回特に大きな不具合があるわけではありませんが、
そうなる前の整備として、以前購入していただいたお客様の
ご紹介でお越しくださいました。

オーナー様、ブログにご協力ありがとうございます。


こんなところにエンジンキーが付いています。

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同時期に生産されたR80STやR80G/Sはメーターのところに
エンジンキーがあったのですが、このR80は違いました。


ハンドル右グリップ、フロントブレーキレバーです。

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現代のほとんどのバイクはフロントブレーキには油圧式の
ディスクブレーキを採用していますが、この車両の「この部分」は
ワイヤーで力を伝えています。
2本出ているのはアクセルワイヤーです。


フロントディスクブレーキ。

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「あれっ!!、このブレーキはオイルで働かす油圧ディスクだよ!
  どうして?おとうさん。」

『ほんまやなー、上はワイヤーやのに下はオイルできくんや。』

通常は右手でブレーキを握ればブレーキレバーがブレーキマスターの
中のブレーキオイルを押し出してオイルがキャリパーに力を伝えます。


ブレーキレバーのワイヤーをたどると、ガソリンタンクの下に入ります。

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ガソリンタンクを取り外すと見えました。
こんなところにブレーキマスターが隠れています。


普通のバイクはハンドルについているブレーキマスターがR80では
ガソリンタンクの下側のフレームにバンドで固定されています。

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ブレーキレバーから来るワイヤーがレバーを引っ張り
ブレーキマスターを押し込む構造です。


リアのサスペンションユニットの下側にレバーが付いています。

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サスペンションのスプリングの硬さを調整するためにレバーが
付いています。
一番硬くしてこの位置です。


レバーを奥にするとだんだん柔らかくなります。

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以前の国産車では工具で回すタイプが多かったんのですが
最近は、この位置にサスペンションユニットが無くなり
真ん中の一本のタイプが主流になり調整の仕方も変わりました。


これはヤフーオークションに出品予定で、現在整備中のR1150RT
平成15年ツインスパーク、チタンシルバーです。

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このバイクもリアサスペンションのユニットはテレレバーサスペンションで
一本タイプです。


そのリアサスペンションユニットを分解して点検しています。
スプリングを外してアブソーバー単体で伸び縮みさせて、余分な遊びや
ダンパーの利き具合をテストしています。
もちろんオイル漏れの有無も確認できます。

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まるで囲んだプリロードアジャスターのダイアルを締め込むと
ホースをオイルが流れてスプリングを受けている三角で囲んだ部品が
伸びて、R80のレバーで回したのと同じくスプリングの硬さを
調整しています。


先ほどのR80は2本サスペンションなので反対右側のサスペンション
にも同じレバーを装備しています。

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トライアル車の中にはフロントサスペンション、フロントフォークの中に
片側スプリングで、反対側がダンパーと役割を左右のフロントフォーク
で分けている車種がありますが、このR80はそれぞれにスプリングが
付いているので、それぞれに調整レバーが付いています。


左ステップ周り。

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何か変わったところありますか?


よく見ると何か最近見ないものが付いています。

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これはグリスニップルです。
リンクなどの動く部分にグリスガンやポンプで給油するための
口みたいな物で、ここにグリスガンを挿して圧力をかけてグリスを
封入します。


こんなところにもグリスニップル。

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ここはミッションの一番後ろのクラッチレバーのリンク部分ですが
同じくグリスニップルが付いています。


左側のクランクケースとシリンダーのつなぎ目、合わせ目です。

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オイルがにじんでいますね。
オーナー様の今回一番のご要望はこの部分の修正です。
どんどん流れて滴り落ちるのではありませんが、気になるので
今回はシリンダーを抜いて中に入っているゴムのリングを
交換します。


右側シリンダーの下側です。

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頻繁にオイルにじみを起こすOHVのプッシュロッドが中はいっている
筒の端、クランクケース側のゴムの丸い部品(ラバープラグ)も
もちろん交換します。


分解していく過程で色々見つかります。

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キャブレターとエアークリーナーボックスを接続しているパイプが
写真のように変形して取り付けられていました。
キャブレターとエアークリーナーまでのパイプなので、ここが外れて
いてもエンジンの調子に大きな影響は有りませんが、ほこりや水、
最悪は砂や小石が隙間からキャブレターに吸い込まれてエンジンに
入ってしまうかもしれないので修正が必要です。


キャブレターのフロート室を外して下側から見たところです。

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隙間に入っているパッキンは普通(最近)はゴムのリングが多いですが
このキャブレターにはコルクが使われていました。
良いとか悪いとかではなく、時代を感じさせてくれる部品です。

フロート室を固定するのにもビスではなく一本の針金(スプリング)で
抱きかかえています。


今度は外したフロート室を見てみます。

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底に赤茶色の液体のようなものが見えますね。
これは水です。
しかも赤錆を含んでいますかかなりの期間、水が入っていたようです。


いよいよエンジン本体を分解します。

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まずは左側のシリンダーヘッドを取り外します。
OHVのエンジンは下から上に(ボクサーなので中から外に)
カムチェーンが掛かっていないので、比較的分解は簡単です。
圧縮上死点を出しておいてヘッドを外した状態です。

ピストンの頭が黒いですね。


角度を変えて見てみます。

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ツノのように生えているボルトはシリンダーとシリンダーヘッドを
固定しているボルトです。
これはかなり強固なボルトですが、締めすぎると伸びたり
クランクケース側のねじが悪くなったりします。
定期的な増し締めも限度を超えると破損の原因になるので増し締め
される方はトルクレンチで行いましょう。


これは外したシリンダーヘッドを外側から見たところです。

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バルブスプリングが見えます。


今度はヘッドを裏返して、燃焼室側から見てみます。

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片側シリンダーに吸気、排気とそれぞれ1本ずつのバルブが付くので
R1100シリーズの4バルブに対して、2バルブBMWと呼んだりして
います。


こちらは外したシリンダーの中にピストンの頭が見えます。

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カーボンが少し堆積していますが、この程度は当たり前で
特に問題になるほどの量ではなさそうです。
バルブと干渉しないようにピストンの頭にバルブの形に
「逃げ」が作ってあります。
4バルブのR1100RTやR1150Rロードスターなど
R259シリーズは4個の逃げが作ってあります。


フラッシュを反射してしまいました。

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先ほどのヘッドとピストン、シリンダーですが取り付け前に
カーボンを除去しておきます。


使用前、使用後のシリンダーヘッドがスケットです。

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27年前に生産されたオートバイのシリンダーヘッドガスケットが
注文して直ぐに入荷します。
当たり前で現役バイクとして使用できる大きな原因が、
「故障したら修理ができる」これだと思います。
購入時、大切に長く乗りたいバイクも時間が過ぎて、
存在が当たり前になればときめきもなくなります。
そんな時期にはバイク自身にもトラブルが出始める時期で、
初期のころは部品の調達もうまくいき、修理できますが
20年過ぎるとどうでしよう?

その点BMWの部品供給には感謝しています。


この隙間に新しいゴムの部品を入れて組み付けます。

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ピストンを取り付け。


ここからは下側のゴムもはめ込むので慎重に。

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この時に下側のラバープラグをきちんと納めておかなくては
早期にオイルがにじんできます。


キッチリ入っていますか?

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この部品がラバープラグ。



『よっしゃ!エルフ。 もう来てもええぞ。』

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「フクチャン、何してたの?」



夕方来られたお客さんが、お持ちくださったシュークリームを
食べようとしたら、店長エルフと、モッチヤンの熱い視線。

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「・・・・・・・」
『・・・・・・・・』
わかったわかった。やるがな!!


日曜日にはXR230が納車です。
元気に走ってくれますようにの願いを込めて本日、磨きました。

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このXRは以前ヤフーオークションに出品しました。
XR230に対するお問い合わせを直接メールや電話でいただいた
のですが、一日で良縁がありお話がまとまりました。
ご連絡をいただいた皆様ありがとうございました。

後方のR1100RT新規仲間入りした車両です。
現在整備を行なうための下準備で簡単に点検しています。
部品発注後、本格的に分解して整備しヤフーオークションに
出品予定です。 RTをご検討の方よろしくお願いします。



ここで問題です。
一日だけ出ていたヤフーオークションでアクセス数とウォッチ登録は
どれくらいの数だと思いますか?

答えは、ブログランキングをクリックしてね。




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