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何度目かのコンタクト 

おおよそ4年前に納車したBMW。
この状態で車種が分かりますか?

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BMW R1150RT 平成15年式、ツインスパークエンジン。
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今回は最近ちょくちょく発生していた事象のご紹介です。
スタッフのフクチャンが何をしているかと言いますと?

『ハンドルを左に一杯に切ると、エンジンが停止する』

オーナー様からご連絡を頂いて、思い出したのは過去の事例でR1100GSの事。


何台かの1100GSはこのメインキーの下側に付く、私たちが「コンタクトスイッチ」と呼ぶ部品に付く配線の不良でエンジンが始動できたり出来なかったりした事です。

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この手で持っている配線が内部で断線して、不具合を起こしやすいです。
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分かりにくいので、イラストで見てください。
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左に書かれているのがキーを差込む、車体側のイグニッションキー。
右下が今言っている、コンタクトスイッチ、BMWでは「イグニッションスイッチ」と呼んでいるようです。


RTは見難いので、GSの写真を使います。
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構造は俗に言うトップブリッジにエンジンキーを差し込んで使うタイプなのは共通で、共にハンドルを切ればイグニッションスイッチ(メインキー)もハンドルと共に回ります。
コンタクトスイッチから出た配線は、車両側に接続されているので、どこかで配線は折れ曲がる事になります。
車両が新しいうちは、配線の被覆や内部の銅線も元気で、屈曲にも耐えますが、被覆は合成樹脂なので温度変化や紫外線、さらに付属品の電源を用意するために、無理な取り回しを行うとヒビワレが起きたり、内部の銅線では毎回少しずつではありますが、確実に金属疲労が重なっていきます。
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車両右側から
そして、何時に日にか内部の銅線の最後の一本が切れた時に症状が出始めるのです。
「時々電気が切れる」
「ハンドルを動かすと止まる」

他の部分でも似たような症状が出る事もあるので、決め付ける事は危険ですが、製造後時間が経過し走行距離もそこそこ出てきたR259シリーズはトラブル時には疑ってみても良い所です。


フクチャンが配線を外していきます。
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取り外し完了。
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配線の下は写っていませんが繋がっています。


新品部品。
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コレは取り外したスイッチ部分。
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差し込んだキーはキーシリンダーを回し、キーシリンダーの下の部品でこの部分を回します。


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これは新品。
この部品の配線を車両側の配線に接続してドライバーか何かで回せばこの車両はエンジンは始動できます。

しかし、最近のイモビライザー装着車両は、車体に合ったエンジンキーを差し込まなくてはスイッチを回しただけではエンジンは始動できません。


ついでなので、分解してみます。
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パーキングランプ、ハンドルロック、オフ、オン。
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各キーのポジションで、繋がる接点が変わってきます。
通常、4輪ならこれにアクセサリーポジションも付きますが、259シリーズのバイクにはアクセサリーポジションはありません。
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配線も傷んで来ますが、この中の接点も電気を流しすぎたり、抑えているカバーが緩んで浮いたりすると接点が正常に働かず、トラブルになる事もあります。

オレンジ色のカップラーが車両側に接続する部分です。
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R1150RTではアッパーカウルを取り外してこの部分に接続です。
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現在入庫しているR1100RTやGSなども納車までには配線やスイッチも含めて点検しておきます。


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今日はR80にキックペダルを付けるべく、作業中。






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