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溶けて流れた? 

先般大阪府豊能郡豊能町で、土砂崩れが発生し、大阪府道110号線の一部が通行止めになっています。

     以下は朝日新聞より。
         ↓
http://www.asahi.com/articles/ASG2V3DKSG2VPTIL009.html


ココ最近の暖かさで、急激に雪どけが進んで土砂崩れにつながったのでしょうか。

当方の事務所の下を走る大阪府道109号線は問題無く走行可能です。



その事務所下を走る109号ですが、現在は雪も無く走行可能では有りますが、少し前の雪の日にはバイクはおろか、スタッドレスを履いた4輪車も事務所まで上がることが出来ないほどの雪が積もりました。

27日早朝からの雨でようやく回りから雪が見えなくなりましたが、昨日26日までは雪国のような景色で、大阪市内からお越しいただいたかたがたからは、驚きの光景だったようです。


少し前の写真ですが、そんな雪の残るときでもバイクに乗ってみたくなるもので、しかもそれがオフロード車ならなおさらです。


購入したばかりの、新しい愛車にまたがり、雪景色の中に出て行こうとするお客様です。

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目が笑っていませんか??

新しい愛車では有りますが製造年は1989年くらいのXR250Rです。


ガソリン入れて少し走ってから帰ってこられましたが、この時代のXRも良いですね。

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私も大好きです。

このときも、まだ道路以外には雪が沢山残っていましたが、降ってすぐはこんな物では有りませんでした。


事務所下の府道109号線もスキー場の、林間コース状態。

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向こうの、豆腐屋さんも霞んで見えます。




スタッドレスの車で、事務所まで上がろうと軽自動車でトライしてみましたが・・・・

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    あえなくスタック。




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ソロリソロリとバックで降りて、府道に車を置いて歩いて登りました。





雪が降れば、一緒に来ているゴールデンレトリバーのコハクとイブキも大喜び。

勿論私も雪は好きなので、早速XRM110とコハク、イブキで散歩です。

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雪の上で「ゴロゴロ」、走ってはゴロゴロ、。





私がXRMのエンジンをかけると前を走っていきます。

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上り坂のこの辺り、普段はXRMと競争宜しく時速で40キロくらいの速度で走っていきます。

しかし、25センチから30センチ以上積もった雪の上は、さすがにワンコもXRMもスピードが出ません。


普段は片道600メートルを2往復くらいは、元気いっぱい走ることが出来る冬場ですが、雪の上を走るとすぐにオーバーヒートするようで、ゴロゴロしだします。

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雪の中を走ると暑いようで、顔まで雪の中に埋めて冷やしています。


もう一つ走りにくいのは、ゴールデンレトリバー自慢の飾り毛に、雪球が出来て重くなるんです。

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   胸の飾り毛や・・・・・



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脚の飾り毛にも雪がまとわり付いて、雪玉に成長していきます。

あまり大きくなると重いし痛いようで、走らなくなります。

そして、私の横に来て離れなくなり、「取ってくれ!!」と・・・・

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また、ご機嫌でゴロゴロ、走り回ります。


冬場の寒い時期では有りますが、XRM110もオーバーヒート気味になりました。

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雪道を気持ちよく走れるのですが、フィリピンホンダ設計の影響か、XRMは雪の中を走るようには出来ていないようです。

エンジンの周りに雪が固まり、走行風が上手く当たらず、ヒート気味になりエンストを繰り返しました。

勿論普通に道路を走れば問題は有りませんが、気温が低く氷点下でもオーバーヒートは起こります。



スタッフのフクちゃんが、エキゾーストパイプを取り外して、覗き込んでいるのは、R1150GSのシングルスパークエンジン。

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このGSも寒い季節に、高速道路を走行中に突然パワーダウンしてしまったそうです。

プラグを取り外し、圧力測定用のゲージをプラグ穴にセットし、セルモーターを回して確認したところ、右片側がほとんどゼロ!。


右側のシリンダーヘッドを取り外し、確認。

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わかりますか? 

ピストンの右下が変ですかね??





先に取り外したシリンダーヘッドの燃焼室側。

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手前大きい丸い2個が吸入側のバルブで、小さい2個が排気側のバルブ。

写真では分かりにくいですが、カーボンと言うか堆積物が結構見受けられます。

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排気バルブにオイルが付いているようです。

排気バルブは吸入バルブに比べて温度が上がりやすいので、吸入バルブに比べて白く焼けているのが普通ですが、エンジンオイルがたっぷり降り注いだようです。



次はシリンダーを取り外しました。

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下に取り外したシリンダーが見えます。


やっぱりピストンの右下が変!!

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「あーーー 溶けてるやん!!」


「おっきな穴も開いてるし~~~っ!!」

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ピストンピンは温度上がった形跡は無さそう。

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取り外したシリンダー。

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シリンダー表面が溶けてへこんでます。

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ピストンを裏側から見ています。

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おっきな穴ですね~~~。

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ピストンリングは3本見えていますが、一番上のリングは焼けて固着してしまっています。

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ピストンスカートの部分もシリンダーと干渉した形跡があります。




あまり経験したくない事象ではあります。

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ユーザーとしても業者としても。




雪の中でオーバーヒートした私のXRM110は、エンジン付近に固まった雪で走行風がエンジンに当たらず、しかも負荷の割りに速度が出ず、エンジン全体の温度が上がっての事だったはずです。

R1150GSのエンジンはどうでしょう。

高速道路で、それなりの走行風を受けながら走れば、オイルクーラーにも十分な冷却風が導かれていたはず。

当然シリンダーやヘッドにも十分な風が流れるでしょう。


ではなぜ??


エンジンが話してくれないので、本当の原因は分かりません。

しかし、シリンダーヘッドの堆積物。
焼けていないピストンピン。
部分的なピストンの加熱。


などから、デトネーションを原因とする局部的な短時間のオーバーヒートではないでしょうか。

では、デトネーションとは?


私は上手く言葉を選べないので以下は Wikipedia からの抜粋です。

デトネーション(detonation)とは、自動車のエンジン内で発生する異常燃焼のことである。

本来 "detonation" は「爆轟」(超音速で爆発的に発生する燃焼現象)の意。

エンジンの圧縮行程で、高温になった混合気が点火前に自然発火し、燃焼行程に入る以前に非常に速い火炎伝播速度で燃焼を開始してしまう異常燃焼現象である。ノッキングの原因の一つ。

圧縮比の高すぎやブーストの高すぎ(ターボなどの過給器搭載車)、指定オクタン価に満たないガソリンの使用、空気と燃料の混合気における燃料の薄すぎなどの原因で発生する。

この異常燃焼が発生すると、ピストンが溶けるなどエンジンに致命的損傷を受ける恐れがある。



このように説明されています。

実際にデトネーションが発生するとどのようになるかが書かれていないので、少し補足しておきます。

一昔前までの4輪はマニュアルミッションの場合、走行速度に不相応なシフトギアでアクセルを踏み込むと、「キリキリ」や「ギリギリ」「カリカリ」「ガリガリ」などと表現できる異音を伴って加速したものです。

プラグに点火するタイミングを早めても同じ音が出やすくなります。

この音がしているときは、音の発生源では異常な燃焼が起こり、周辺温度が急激に上昇します。
それがバルブ周りであったり、ピストンの端であったり、部分的に温度が上がってしまいます。
しかも短時間に。


正常な発熱ならピストンなど燃焼室側は、吸入バルブから入るフレッシュエアーやシリンダー壁の周りを流れる空気、シリンダーヘッドの上を流れるエンジンオイル等で熱を逃がしています。

アルミや鉄には熱を伝える速度が有り、あまり短時間に温度が上がると伝わる時間が無く温度が上がりすぎる状態になることがあります。

それが、バルブ周りで起こればバルブが溶けたり、ピストンの端で起これば今回のようにピストンが溶ける事もあります。


しかし、違うパターンでデトネーションが起こることもあります。
エンジン全体が、何らかの原因でオーバーヒート状態になれば、元々温度が高いのでデトネーションも起こりやすくなり、似た現象が起こります。

しかし今回のGSは、気温が低い時期の高速道路での発生を考えると、冷却不足によるオーバーヒートが先に起こったとは考えにくいので、Wikipediaにも書かれているように「圧縮比の高すぎ」によるデトネーションと想像します。

「圧縮比の高すぎ」??

エンジンは設計された時点で圧縮比は決まります。
走行したからと言って、計算上の圧縮比は変わるものではありません。

しかし現実的には燃焼室にカーボン等の堆積物がたまると変わってしまいます。

しかも熱がこもりやすい。



今回のR1150GSは異常の無い反対側のヘッドも取り外し、カーボン除去を行いました。

平成16年以降に販売されたR1200シリーズにデトネーションを起こしにくくするような機構が付いています。
初期のデトネーションの高周波を検知して、プラグに火を着ける点火タイミングを遅らせます。


R1100やR1150には、そのような機構は付いていません。
燃焼させるガスが現在のエンジンに比べると濃かったので、問題は起こらないと考えたのでしょう。

時代と共にエンジンに求められる性能も変わってきています。



これは、大阪市立科学館のプラネタリウム。

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コニカミノルタプラネタリウム。



こちらは私が子供の頃、大阪市内の四ツ橋で見たプラネタリウムの投影機。

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現在の大阪市立科学館に、過去の歴史として展示されていました。

確か明石天文科学館では今も現役だったはずです。


私は昔のカール・ツアイス・イエナ社製の星の方が綺麗だった気がしますが・・・・・

目が悪くなったのかな??


古いものにも、よい部分もあるものです。



GSの走行距離。

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原因については、あくまでも私たちの想像であり、これ以外にも複合的に色々な原因が積み重なって極端な結果を招いたと思います。

ガソリンと空気の割合も関係していると思います。

GS君は元気に活躍していますか?

修理箇所が無いときでも結構ですから、また遊びに来て下さい。




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      2月28日正午ごろ

2月28日現在、豊能切畑近辺に降った雪も、ようやく溶けて流れて消えました。

    溶けてながれりゃ皆同じ~

R1150GSのエンジンの画像掲載にあたり、オーナー様の了解を得ています。
ありがとうございます。





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