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病は気からと言いますが・・・ 

時々出会う光景に驚かされることがあります。

BMW R1150GS-A ほぼ同時期に、2台 修理でお預かりいたしました。

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    1台
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    2台

共にツインスパークエンジンのモデルです。


一台は関東のナンバープレートで、四国をめぐってのツーリング途中で、クラッチ系の不良にお気づきになり、帰り路にお立ち寄りいただきました。

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お話をお聞きしたところ、クラッチの滑りではないかと思われます。

タンデムでの旅行ということもあり、本来はこのまま何とか だましだまし帰宅できれば良いのかもしれませんが、そこは無理は禁物。


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同時に以前から気になっていた音を点検するお約束もして、お二人を新大阪駅までお送りしてアドベンチャーを預かることになりました。

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ミッションを下して部品発注です。

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       ↑
   この部分に・・・・・


   このクラッチセットが取りつきます。
       ↓
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こんなツルツルの鉄の平面でクラッチ板を挟んで重さが250キログラム以上もあるオートバイが走るのですから、物凄い圧着圧力です。

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左上に見える円盤が、その圧力を作る「スプリング」です。

クラッチレバーを握ると、このスプリングの真ん中の穴を「棒」で、押すことになります。

3枚写っていますが2枚でクラッチ板を挟んでR1150GSアドベンチャーは走ります。

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そして、そのエンジンの力が伝わるのがミッションの真ん中に見える丸い棒。

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インプットシャフトと私たちは読んでいます。

エンジンのフライホイールから、クラッチに伝わった回転は、エンジン回転と同じ回転数で、インプットシャフトからミッションに入り、回転数を増やしたり減らしたりする「ギア」を介して、ミッション右側から出て、ドライブシャフト(カルダンシャフ)、ファイナルギア、ホイールへと伝わります。

4輪では「メンドラ」と言っていましたが、車のクラッチは大半がこのクラッチ形式の乾式単板なので、頻繁にクラッチ交換をする車種のミッションを分解して、この「メンドラ」をクラッチをセットする際のツールとして使った記憶があります。

途中からは、ほぼどんな車種にでも対応できるツールキットが出たのでそんな必要もなくなりました。

ちなみに「メンドラ」って?

何の略称か分かります?




メインドライブシャフト


話が逸れましたが、このミッションはインプットシャフトの付け根のオイルシールからのオイル漏れもなく、そのまま組み付けられそうです。

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走行距離は御覧のように、まだ4万キロを超えたばかり。

これからも、まだまだ乗るとのことで先に同時にお聞きしていた音の不安材料として「デトネーション」

アクセルを開けて加速状態の時に「キリキリ」とか「ガリガリ」「チリチリ」などいろいろな表現であらわされる音が出ることがあります。

これについてのご相談があったので、ご相談の上でエンジン燃焼室内の堆積カーボンを除去しようと決まりました。

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左右のシリンダーヘッドとピストンとシリンダーを取り外します。
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清掃する前の写真がありませんが・・・

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シリンダーヘッドとピストンの頭の堆積物を除去します。

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勿論インテークバルブとエキゾーストバルブの傘部分も。

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堆積物が多くなると、一般論としてデトネーションは起こりやすくなりますが、圧縮圧力が上がったり堆積物に熱がこもり、ピストンやシリンダーヘッドが高温になりやすいなどの理由が考えられます。

この車両は平均的な量が堆積していましたが、違う条件が原因でもデトネーションが起こりえます。

今回はツインスパークエンジンの片側シリンダーに、2個付いている点火プラグに高電圧をプラグコードを介さづ直接点火プラグに取りつけるダイレクトイグニッションコイルが1個死んでました。

ダイレクトイグニッションコイルが1個死んだだけでは、下側の点火プラグで着火するので走行は可能だし、デトネーションも発生しない(わからない程度?)時もあります。

この車両の燃焼室内の堆積物が平均的な量でコイルが1個不良だったために、デトネーションが気になったのかもしれません。



全然違う話ですが、同じような時期に、こんなのもやってきました。

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体重42グラム。卵からかえって翌日です。


自宅では衣装ケースにコタツ2個と電球で保温して飼育。

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黒猫のベニちゃんも「悪い奴」に襲われないようにガード?

「お前が一番あぶないやろ」




事務所へも衣装ケースに入れてお出かけ。

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合計8羽の大所帯。

昔、昔、子供のころに夜店で「ヒヨコ釣り」して何度も持ち帰り育てた思い出がありましうが、一度も親鳥まで育てられませんでした。

3羽から4羽程度ペットで飼育できれば楽しいかな?なんて思って、いざヒヨコ入荷の連絡があったときに思ったのは、「死んだらどうしよう?」

育てる自信があまりなかったので、少し多い目に連れて帰ってきました。

無事に育つのでしょうか。

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最初の写真の、もう1台のR1150GSアドベンチャーも同じくツインスパークエンジンの車両。

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フォグランプも付いて似ていますが違う車両です。

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でも、こちらも先の関東ナンバーのアドベンチャーと同じくクラッチの修理です。

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似たような写真ばかりですが・・・・・

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・・・・・これは??

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こちらは、ミッションのインプットシャフトのオイルシールからオイルが漏れています。

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出てくるオイルは???


ミッションオイルです。

このオイルが、出たまま走行するとミッションオイルが、クラッチ構成部品に付着し、遠心力で外に広がるのでクラッチ板の表面にも付着してしみ込んでしまいます。

エンジンとミッションの合わせ目が、ホコリに黒くオイル滲みが見えたらエンジンの後ろか、ミッションの前からのオイル漏れが疑われます。


事務所へき出して半月後、犬用のサークルに出しても大丈夫なようなので、コハクとイブキにも慣れてもらいます。

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でも日が暮れると「彼女」たちには寒いので保温のための電球を点灯。
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産まれた翌日からコハクとイブキに見つめられているので、ヒヨコたちは怖がりません。

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一緒に散歩できる日が来るのでしょうか?

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2台のアドベンチャーは、関東と関西の空の下で元気に復活。


昔、4輪の仕事をしていた時にも感じたことですが、似たような症状の修理が連続で入庫することが結構ありました。

今回も同じ車種で同じクラッチトラブルで同じ時期の入庫は、驚かされました。



R1150GSのアドベンチャーではありませんが、限定車の青白ツートンが、先日販売車両に加わりました。
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