錆びたポンプとスプーン
R1150GS マンダリンイエロー。
シングルスパークエンジンなので1998年7月から製造を始めたモデルです。
途中でエンジンがシングルスパークから、ツインスパークに変わりブレーキにサーボ(電動倍力装置)が装着されると同時に、フロントブレーキレバーを操作すると後輪にもサーボの力で制動をかける「パーシャリティーインテグラル」システムを採用しました。
大雑把に分けるとツインスパークエンジン車にはサーボシステムが付いた前後連動ブレーキが付いています。
R1150GSアドベンチャーは2001年7月から製造を始めた時は、やはりシングルスパークのサーボ無しで、2005年9月に製造を終わるときには、GSと同じくツインスパークエンジンのサーボ付きに変わっていました。
R1150GSは2003年11月製造が最終で、それ以降はR1200GSにフルモデルチェンジ。
R1200GSとR1150GSアドベンチャーは併売されていた期間があります。
最近は製造後時間が経過して、街中やツーリング先でも出会うことは少なくなったと皆さん話されています。
そんな少なくなってきたR1150GSなんですが、少し前にお預かりした時の修理依頼は「2年間全く乗っていないので動くようにして欲しい。」
外見はそれほど傷んでいないので、エンジンさえ動けば車検を取得してもう一度乗りたいそうです。
上下は色違いR1150GSのガソリンタンクキャップの部分です。
タンクは鉄製で内部には錆止めの処理がしっかりされているので、他車種に比べると錆は出にくいと思っています。
キャップの部品を取り外すと・・・・・
「まあーーー、良く錆びたこと!!」
タンク自体は錆が出なくても、付属品は「ひどい事」になっていました。
ペコペコの灯油ポンプを挟んで右側がガソリンキャップの蓋部分で、左側の丸い塊はガソリンの電動ポンプとフィルター、それとガソリンの残量をライダーインフォメーションディスプレー(RID)に情報を出すレベルゲージが付いています。
上の写真左側部品が、下の写真の穴に付きます。
この穴はガソリンタンク右の内側にあいています。
そあいて付いていた部品は電動のガソリンポンプとガソリンゲージの抵抗などですが、これも錆がひどいので修復は無理でしょう。
向こう側にポンプとフィルター。
先ほどのガソリンポンプを違う角度から。
向こうに見える細いのがガソリンポンプですが、外見上は奇麗ですが内部は多分ダメでしょう。
新品交換すればこんなに綺麗です。(他車写真)
3番の粗いフィルターから吸い込んだガソリンを1番のポンプで10番の細かいフィルターにガソリンを送りそのガソリンがエンジンに供給されます。
1番の粗い網のフィルターも時々破れたり、詰まって吸い込む力で「ペッチャンコ」になっていたりすることもあります。
ポンプやゲージが取り付く穴!
右にホースが2本、一本は先ほどのフィルターから来た新しい圧力の高いガソリンが流れ出て行き、も一本は使わなかった余ったガソリンが帰って来たガソリンが通ります。
ガソリンタンクの内部は、部品がかなりの錆でも結構奇麗で表面に錆の発生は見受けられませんでした。
右側のU字型のホースも「ピンホール」が開いたり、「カチカチ」になり、立コケ等の普段と違う方向の少しの外力で割れたり折れたりすることもあります。
これは今回のGSではありませんが、フィルターが新しくてもホースがダメなことも。
こんな部品も古くなるとゴムなのでダメ。
スロットルボディーとシリンダーを接続する部品。
ダメな部品が発生しても供給があれば問題は解決します。
古い・・・・ 古いのかな ??
ホンダのCD50はビジネスモデル。
最近人気が出てるそうな・・・・
息子の友人が処分してほしいというので、学校まで引き取りに行き片隅に置きっぱなしになっていましたが、エンジンの始動性だけは良いので、スクラップするには惜しいので、カブ50ccを注文に来ていただいたお客様に格安売却。
ヤフオク等で自分で部品を調達していただき、こちらに配送手配。組み付け。
同時に各部点検して必要な個所のみを整備。
前後タイヤ、チューブ、シート。
スプロケットとチェーンも使えなくはない。
「うしろはエエナ、フロント渋いけど」
馬子にも衣装??
リアサスペンションも交換。
曲がってましたので。
人気があるからかどうか分かりませんが社外品が結構出ています。
これはこれで、古くても人気がある間は安心かな?
とある日の私が食べた自宅のカレー
どちらのスプーンで食べるか考えました・・・・
わかります~~~~~?
微妙に年式が違います。
嫁さんが子供のころから使っているもので、レプリカもあるようですが、これは正真正銘フルーーイものです。
フルーーいカレースプーーンが壊れたら・・・・・・
壊れないか?
この部品も日本になくても本国には在庫があるようなので、安心です。
ディスクローターのこれくらいの錆は問題なく使用可能です。
今は各車元気に走ってくれていることでしょう。
カレースプーーン壊したら・・・
家内に怒られます。
今何位かな?
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