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ヤフーオークションの質問の回答です 

先日、ヤフーオークションに出品したR1150RT
見ていただいてありがとうごさいます。

「たいへん**車両だと思うんですが、プロの方とは言え 分解整備を
あそこまでしてしまうのは何か理由があるのでしょうか?」


上のようなご質問をヤフーオークションの
「オークション出品者への質問」 からいただきましたが、
回答として掲載可能な全角300文字以内の字数制限の中で
説明できない部分を、以下で補足させていただきます。

過去のヤフーオークションに出品した際の、オークション説明文に
入っていた、何故 販売前の車両を分解整備するかの説明の抜粋なので、今回出品のRTに内容が合わない部分があるかも知れませんが、
上記質問への回答とお考えください。



以下は2006/10/26 「ヤフーオークション ELFmoto BMW R1150RT
H15」に書いた説明文です。



車両入庫時になぜ分解する必要が有るのかとの質問を受けたことがあります。

今現在の使用に不都合が無ければそのままでも良いのではないか?


下の画像はエルフモトスタッフが27年前に通勤用にと購入した

新車からワンオーナーの「モンキー君」です。
002a-070717.jpg

現在のモンキー君の役職は「店長エルフ」のお散歩のお供などですが、

その程度の使用において、そんなに不都合は感じませんが、

このモンキー君をユーザー様に提供するために納車点検

したとしましょう。



まず、清掃しながら各部点検します

「キャブレターからガソリンがもれた痕跡があります。」

070717-A003.jpg

1150RTは燃料噴射システムを採用しているので、

電気で燃料を圧送しています。

重力でガソリンを自然落下させるモンキーと違い 少しの亀裂やピンホール

でも場所によってはエンジンを始動すると燃料が 勢いよく吹き出し

走行できなくなったり最悪、火災に至るときもあります。



「タイヤが前後ともひび割れています。」

モンキーは10インチ、RTは17インチ、同じ速度で考えれば

17インチのRTが回転数は低いですが、走行速度はモンキーの

何倍にもなり重量も何倍にもなります。



「チェーンがたるんでいます。いやいやこれは伸び切って交換時期です。」

RTはシャフトドライブなのでチェーンは付いていませんが

ファイナルギアケースの前方のシールからオイルが漏れ出している車両が

結構見受けられます。



■「スプロケットも交換時期」



■「エンジンオイルが少なく、煙が出るのでエンジンで消費している

のでしょう。」

学生時代に聞いた話ですが、モンキーでツーリングに出かけて

途中エンジン音が おかしくなり、オイルを確認したところほとんど無し、

山の中でスタンドも無く 仕方なくキャンプ用に持参していた

「てんぷら油」を入れたところ問題なく走れたそうです。

BMWにこの方法が使えるとは考えられず、重量車なので押すのも

一苦労。

モンキーは走行2万キロ、RTにたとえれば20万キロ?30万キロ?

BMWはエンジンオイルを消費(漏れではありません)するので

必ず長距離前には点検を!



■「ライトが点灯しません」



■「ウインカーも点滅しません。あーーバッテリーもダメです。」

モンキーはバッテリー無しでもエンジンがかかります。

キックすればOK、逆にセルは付いていません。

しかし、このまま走るとライトやウインカーを作動させた瞬間に

問題が発生します。(注1)

RTを平坦路で押しがけは大変です。ましてバッテリーが上がってしまった

状態では、よほど勢い良く押さなければ先ほどのガソリンポンプや

コンピューターが作動せず押しがけにはてこずります。



エンジンを始動してみます。

■「キック一発始動性は良好」



■「でもチョーク引いてないのに回転上がりすぎ。」



■「ローギアに入れると飛び出しそうになります。」



「フロントブレーキを作動させ前後に車体をゆすると

ヘッドベアリングがガタガタ。」


RTなどのテレレバーサスペンションにも三叉部分にベアリングが

使われていますが、それ以外にもロアーフォークブリッジに

取り付けられているトレーリングアーム(通称Aアーム、又はテレアーム)

との接続部品のボールジョイントにも「ガタ」が出ます。

センタースタンドを掛けて、ボールジョイントを手で触りながら

フロントホイールを地面に当てたり離したりして確認します。



■前後ともブレーキ深い調整限度オーバー、要ライニング交換



実際に走行して分かること

■「ブレーキ甘い」



■「ブレーキング時車体に振動。ブレーキドラム偏磨耗。」

「加速時、煙吐き。これでエンジンオイルが減ります。」

モンキーで2万キロは限界かな。



エンジン停止キーオフ

■「エンジンの回転が高い状態でエンジンが止まりません。」



■「ギアをローに入れて回転を下げてエンジンようやく停止。」





070717-A005.jpg


使用しているバイクをざっと簡単に見ただけ

これぐらいは発見できました。

順番に分解していけば、さらに不良箇所が色々見つかるはずです。



先にも書きましたがこのモンキーは実際に走行しています。

毎日走ってます。

自賠責ももちろん加入しています。

私が思うのには、モンキーだからこれでも大丈夫

なのでしょう。



でもこれがBMWだったら どうなるんですか?

安心して走れますか?

あなたの大切な人を後ろに乗せ、

ツーリングを楽しめますか!!



27年前のノーマルモンキーの最高速度は高々知れていますが(現行モデルも)

BMWはどうですか?

こんな極端なBMWは ないかもしれませんが、

機械物である限り 必ず磨耗します。

そして再生はしません

オーナーが加修しない限り 元には戻らないのです。

「今、何の不都合も感じていません。」

「調子いいです。」

でも明日は分かりません。

私たちが乗って、点検して 要修理のBMW

これから乗るあなたにも修理時期でしょう。

その部分を少しでも長く大丈夫なように点検整備しているつもりです。



(注1) 発電機で発電した電気がバッテリーに行くことが出来ない場合、
作動させた部品に電気が集中し、電球ならフィラメントが焼損(球切れ)
その他の部品にも悪影響が出ます。





今回 出品のRTは 塗装 ゴム部品 アルミ部品 ワイヤーハーネスなどの

車両構成部品 すべてが初年度登録15年にふさわしい質感を

保っています。

 
もしあなたがRTで初めてワインディングや高速道路を走れば

包み込むような安心感と 安定感に驚かれることでしょう。


見た目かなり大きく重そうに見えますが、走り出すと嘘の様に

軽く走り曲がります。

そして軽く加速すれば停止しなくてはなりませんが私が知る限り

バイクの中で 一番ストッピングパワーの強い車種です。

ブレーキパット、キャリパー、ブレーキローターを変えてブレーキだけを

強化する方法では得られない強力さがあります。

前後連動という意味でもありません。

以前、国産4輪車のコマーシャルに 時速100kmから停止までの

所要時間を謳っている車種がありました。

このスカイラ??はボディーの骨格の強さを強調していました。

強いブレーキを受け止める車体が必要です。

バイクも同じです。

私のヤマハ V-MAXはブレーキは強力ですがフロントフォークや

フレームが つ・い・て・来・ま・せ・ん。

重いからと思われるかも知れませんがBMW RTも負けない重さです。



部品単品での性能アップが全体にもたらす影響は少なく 限界があり

設計時にトータルで考えられた優秀なモデルに追いつくのは

たやすくありません。



RTでのフルブレーキングは V-MAXのそれに比べて安定性抜群。

強靭なフロントのテレレバーサスペンションとリアの パラレバー

サスペンション、そして合理的かつ強靭に コストを惜しまず設計された

「アルミニウム鋳造フロントフレーム、スチールパイプリヤフレーム/

ドライブユニット付き」

このフレーム構成が全ての強力な部品の性能を受け止めてくれます。



ELFmotoの近所にはとても楽しいコースがたくさん有るのですが、

そのような場所での左右の切り返しも低く設計されたガソリンタンクと

ボクサーエンジンの低重心のおかげなのか軽快に走ることができ

高速コーナー、低速コーナー、それぞれがとても楽しいです。



巨大に見える車体ですが3段階に高さ調整可能なシートのおかげで

意外と足付きもよく 小柄な方から大柄な方まで許容範囲はかなり広く

タンデムでの長距離走行でライダー交代の時にも簡単に(1分か2分)

シート高を変更できます。



電動で無段階に高さ可変式のスクリーンなどのおかげでほぼ完璧に

思われるウインドプロテクション効果でついつい遠出してしまう

R1150RTにしてみれば 高速道路はお手の物で日本の法定速度は

退屈そのものでそんな時、このRTには装備していませんが

オーディオや無線も存在価値があるかもしれません。



中略



テストが行いにくいインテグラルブレーキのABSですが前後とも

作動確認済みです。

(苦労してます)

もちろんエボブレーキのおかげで指1本でフルブレーキングまで

コントロールでき強力です。





以下は2006/11/04 「ヤフーオークション ELFmoto BMW R1150RT HIDグリヒ H14」に書いた説明文です。



平成??年登録のR1150RTを分解整備

するのには勇気が要りました。

なぜなら、外観上不具合がなさそうに見えると共に試運転においても

不具合と言える症状は何も無かったからです。

しかし今現在の使用に不都合が無ければそのままでも良いのでしょうか?



20年以上前のバイクなら分解整備しても不思議は無いでしょう?

では10年前のバイクは?

そして4年前の1150RTはどうでしょう。

あなたがこのRTに慣れるのにはそんなに時間はかからないはずです

慣れればきっと遠くに行けそうな気がするはずです。

そんなバイクです。

出先で発電機が電気を作らなくなったらどうなるのでしょう?



下の画像は昭和60年登録のBMW R80ST走行約4400kmと

入れ替えで納車のR1100RTです。

003-070717.jpg

画像の「R80ST」は20年以上の歳月を過ごしてきた割には

外観その他比較的というか 素晴らしくというか販売当時の状態を

維持していました。

前オーナー様が2年前に車検を受けた際、前後タイヤも新品を入れ、

その他の整備もされたそうです。

しかし、それ以後乗る機会とタイミングが無く

走行距離は4500kmで止まったままになっていました。

タイヤの「バリ」も残ったままです。

私達がこの車両を自分のバイクとして所有し乗るのであれば、

当然分解して整備します。

現在、エンジンをフレームから降ろし、フロントフォークの

オーバーホール、フォークシール交換 ミッションも分解して内部の

確認と各部分のシール類の交換、キャブレターのオーバーホール、

そのほか自分たちが手を掛けておきたいところを分解整備しています。






以下は2006/10/13 「ヤフーオークション ELF moto BMW R1100RT
ツンドラグリーンH12.2」に書いた説明文です。


 

今回同様、過去たくさんのBMWをばらしました。

ユーザー様買取 業者オークション落札 

オーナー様いわく 絶好調の検査受け車輌、

分解してみると 調子の良いバイクも 結構交換時期の部品があったり

調子悪くなる寸前だったりします。




今、一台のユーザー様からの買取RTが入庫したとします。

とても調子が良いので 今現在何も整備の必要無いとユーザー様は

感じていたとします。

でも、そのRT 今、滑っていないクラッチは明日も大丈夫ですか?

ELFmoto  答え:「現実問題 たぶん大丈夫でしょう。」

では、5千キロ、1万キロ後は? 

ELFmoto  答え:「わかりません」

そんな部分を次のオーナー様に少しでも自信を持って

「平均的な乗り方だと何万キロ以上大丈夫です!」と

いえるように 直接目視でクラッチディスクの状態

(粉の出ている量、使用限界まであと何割か)を確認しています。

決してクラッチレバーを握ったときの感触だけで判断しないように

しています。



試運転時異常の無いように思えたエンジン上部の発電機 50アンペアーが

ベルトを外して手で回転させて「ゴリゴリ」した感触でベアリングの

不良を発見したこともあります。

そうです !

あなたが今思ったとおり 普通は先に音で気が付くものです。

でも実際試運転では気がつかなかった不良箇所を、分解して発見した

ことは何度もあるのです。

だから勘に頼らず ばらせるところは ばらして丁寧に点検掃除します。

そうすればいろいろ見えるんです。

見えてくるんです。





ELFmotoメカニックとアドバイザーはバイクでいろいろ楽しんでいます。

乗るのも 見るのも ばらすのも 清掃(清掃というよりメンテかな)

昨今のバイクのことを話すのなんかも好きです。

速く走るのも、ゆっくり走るのも

オンロード オフロード どちらも大好き

XT750スーパーテネレ XR600 フサベル600スーパーモタード

XLR250 XT250T KL250 DT200 KDX200R YZ125 CR80 KX80

ビューエル TDM800ドゥカティー900SS ZX7RR FX400 CBX400F

RZ350 MVX250 GX250 VT250 GS400E などを乗り継いだり

複数所有していました。



現在は「AX-1」

トライアルの「ガスガスTXT250」 「モンキーZ50」

しばらく寝ていますが「V-MAX」などに乗ってます。

もちろんBMWも!



私たちはもともと4輪の整備士です。

もちろんバイクも今は業者として携わっています。

でも気持ちはユーザーのままのです。

これから自分が乗るバイクを業者オークションやヤフーオークションで

購入したら

「たぶん全バラにして自分で組んでから乗るでしょう。」

エンジンなんかもきっちり組みなおすと
明らかに調子変わりますよ。

昔からそうしてきました。


トライアルを楽しんでいる人たちの一部は

「新車からエンジンまで分解して自分で組み立てます。」

ロードレースやモトクロスもきっと同じではないのかな?

これが私たちが 今行っている作業の原点です。

きれいごとに聞こえるかもしれませんが、これからも出来る限り

このスタイルを続けて行きたいです。


私たちスタッフは整備士です。

修理屋が修理せずに納車するのは
どう考えてもおかしいでしょう?






実際2週間前に購入した上記「ガスガスTXT250」も、

やはりばらばらにして整備しました。


新車から一度もメンテされたことがなかったTXTも

今は完全復活。

絶好調の子犬のように「ぴょんぴょん」飛び跳ねたり、

石垣にへばりついたりしています。

004-070717.jpg
もう一台後方に写っている1100Rも同じように

スタッフのBMWです。

(でも少ないBMWの1台なので販売しますよ)





 ELFmotoが所有するBMWはユーザーが決まるまでに

メンテナンスを済ませています。





ELFmotoメカニックが自分の愛車にしても良いレベルにはして

ありますので現車確認はいつでも歓迎です。

(事前に連絡は下さい)



なお ELFmotoからの出品BMWはすべて中古車です。

できるだけコンディションの良いBMWを選別していますが

年式相応の傷 色あせ 錆びなどが有る場合がありますので

ご理解のうえで入札及び現車確認をお願いします。