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BMW R1100RTのバッテリーとABS 

一番手前がBMW R1100やR1150などに採用されている
BMW純正のバッテリーです。

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奥3個のバッテリーは4輪を含めて適応しない車両に装着されていた
バッテリーです。

手前2番目はBMW Rシリーズに付いていました。
手前から3番目は小型乗用車に軽自動車のバッテリーです。

一番奥が2000ccクラスのバッテリーが4輪のベンツの3000ccに
無理やりつけてありました。

エンジンが始動していて、発電機が回っているときにバッテリーは
多くの電気を必要としません。
何故なら、必要な電力の殆どを発電機がまかなってくれるからです。

アイドリング状態で、エアコン全開でヘッドライト点灯、
ブレーキ踏んで シフトはドライブギアに入ってりるような状態では
発電機の電気だけでは不足するので、そんなときにはバッテリーから
不足分を発電機に貸してあげます。

しかし長い時間そんな状態が続くとバッテリーの蓄えも底を付き
エンジンは掛かっていても、ライトが暗くなり発電機の発電する
電気だけが頼りの状態になります。

この状態のときにエンジンを一時停止し再度始動しようとしても
残念ながら始動できないでしょう。
何故ならバッテリーの蓄えがなくなっているからです。
長時間の渋滞の後などは気をつけなければいけません。

以前の納車前整備で見つかった、規格外のバッテリーの付いたRT。

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しかしエンジンを止めずに、そのまま普通に走り出せれば
バッテリーから借りてきた電機は、発電機で発電した余裕の部分で
バッテリーに返して充電します。

一時的に発電量が使用量を下回っても、すべての電気製品が
普通に使えるのはこんな仕組みからです。

4輪のお話で書きましたが、2輪車の場合はエアコンもなければ
ワイパーもパワーウインドーも付いていません。
走行中に使用する電気は4輪車に比べて少ないですが
エンジン始動時に必要とする電気は排気量に見合った
大きな電力が必要です。
しかも4気筒エンジンに比べて2気筒エンジンは始動時に
大きなセルの力が必要です。
始動時のエンジンをかける力は、セルの能力とバッテリーの
能力の小さいほうに影響されます。

例えて書くと、セルモーターの設計能力で30A(アンペアー)の
電流を流したときに10キロの力を出したとします。
バッテリーがセルモーター始動時に50Aの能力があれば
このセルは10キロの力を発揮するはずです。
しかしバッテリーが弱って25Aの能力しか持っていないときは
10キロの力は出ません。
こんな時にエンジンの掛が悪かったりします。
セルの回転力も弱く、イグニッションにも電気が行きにくいからです。
勿論ABSにも電気は行きにくいですね。


BMWのバイクのバッテリーは軽自動車のバッテリーに比べても
小さく、始動時に流せる瞬間的な電流も少ないのが現実です。

これはR1150RSの発電機です。

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バッテリーの電気でエンジンを回転させるBMWバイクのセルモーターは
能力的には4輪車の1500ccから2000ccクラスの力を
持っています。
しかし、容量の少ないバイクのバッテリーでは本来のパワーを
生かしきれていないのが実情です。

そんなことも少しは関係あるのでしょう。
ABSの警告灯が不規則に点灯したときの多くはバッテリー電圧の
低下が原因です。

エンジンキーONで始動前の正常なABS警告灯は2個の警告灯が
同時に点滅します。
点灯中

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点滅中の消灯時

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写真はエンジン始動前ですが、始動後もこの状態が
正常で、走り出して時速5キロ程度で消灯するのが正常です。




始動時にバッテリーに余裕がなく、ABSの回路にまで電気が十分に
供給できないときに、始動後にABSの2個ある警告灯が上下、交互に
点滅しだします。

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上下、交互に点滅しています。


そんなときにには、しばらくエンジンをかけたままでバッテリーに
発電機からの電気を供給しましょう。

一時的な電圧低下ならしばらく充電しておけばバッテリーも可能な限り
復元し、電圧が上がります。
しばらくしてエンジンを停止して、再始動すれば交互に点滅していた
警告灯も普段と同じ状態に戻るかもしれません。
しかし、ランプが交互に点滅している状態で走行してもABSの
ランプはいつものように消灯しないので、消灯しない間はABSは
作動しないので注意が必要です。
出来れば走行せずに専用の充電器で充電してあげれば一番いいですね。

でも頻繁に異常な点滅をするようなときは、ためらわずに正規ディーラー
などの専門知識を持ったお店で点検してください。


これがBMW純正の充電器です。

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専用のターミナルから充電出来、冬場に長期間保管時にも
充電器を取り外さずにそのまま装着して、バッテリーのコンディション
を維持できるトリクル機能付きの優れものです。
ちなみに金額は税込みの8400円だったと思います。



ここまではバッテリーとABSのことを書きましたが、バッテリーの寿命が
来る前に、バッテリーの電気が無くなり、エンジンが始動できなく
なるときもあります。

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これは友人が乗っているパジェロのダイナモ(発電機)の中の部品です。
これが潰れて発電できなくなりました。

発電できなくなるだけなら良かったのですが、発電できなくなる前に
発電機のコントロールが出来なくなり、必要以上に電気を作ったようで
バッテリーが沸いてしまいました。

通常の発電電圧は高くても15V(ボルト)ほどですが、もっと高く
なったのか、それとも電圧は高くなくても電気を必要以上にバッテリーに
供給しすぎたのかもしれません。
バッテリー液がバッテリーから出てしまいました。

その後、発電できなくなり、バッテリーの電気がなくなると同時に
エンジンの再始動できなくなるところでしたが、メーターの中の
チャージランプ(バッテリーマーク)が点灯しているのに
友人が気が付いて、そのまま私たちのところに駆け込んできてくれて、
事なきを得ました。
もし出先で気が付かずにエンジンを停止していたら
私たちのエルフの尻尾号の出番となるところでした。


この発電機はパジェロのバッテリーをダメにしただけではなく
私の作業着までダメにしてくれました。

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「なんともない?」
よく見てください。

首元?・・・・・これは違いました。
向かって左の首元に黒く見えるのは先ごろから我が家で生活している
カブトムシ君で、相変わらずリビングで放し飼いです。
窓の外には店長エルフのお母さんのモカです。

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バッテリー液は希硫酸です。
希硫酸とは薄められた硫酸で、元は濃硫酸です。
むかし勤めていた工場で、集めてあったバッテリー液で手を洗ったこと
がありました。
洗っているときは気が付かず、洗い終えてから手がヒリヒリするのに
気が付いて、そのときには、まだそれが何か分からず作業着で手を
拭いてから先輩にバッテリー液であることを知らされて、
慌てて水道に走りました。

幸い手はなんともなかったのですが、作業着が・・・・・。
そのときはなんともありません。
何度も洗濯を繰り返すうちに、そのときも写真のように、作業着は
少しずつ朽ちていきました。
希硫酸も、薄められている水が蒸発すれば、濃い硫酸になって
しまいます。
直ぐに水で洗い流しても繊維に入り込んだ少しの硫酸で、
繊維はいずれボロボロになるのです。

今回はパジェロでボンネットも高く、エンジンルームを見るのに
バンパーとグリルにもたれかかり、漏れ出したバッテリー液の水滴が
作業着に付いたようです。

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同時に買った2着の内一枚がだめになったので、工具販売店の作業着を
買ってきましたが、ややこしい細かな模様があり、じっと見ていると
目が回りそうです。

ユ~ラ ユラ~と見えませんか?



今日の田んぼ2007年8月27日
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山の中の朝夕は、ますます秋の気配です