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RTの異音 

これはRTのハンドルの付け根の部分です。

01-071015.jpg

R1100RTもR1150RTもほぼ同じ構造ですが
ハンドルが違うんですよ。 ご存知ですか?
しかし、この部分は同じなのでRTと書きます。


黒いキャップを外すと、中にはベアリングが入っています。

02-071015.jpg



このベアリングは、ごく普通のチェリアーニタイプの
フロントフォークの付いたバイクでは、ステムベアリング、
またはヘッドベアリングなどと呼ばれているベアリングに
近い位置にあり、役割も似ています。

普通のバイクは写真のようにフレームの一番前側に、
丸く色を変えた部分に上下2個のベアリングが付きます。

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04-071015.jpg

これがステムベアリングと呼ばれ、上下に貫通したステムシャフトを
上下から挟み込んでいます。
このベアリングにがたや遊びが出ると ふらつきや異音の
原因になります。


R259シリーズのR1150RTやR1100RTなどは
新しい構造でフレーム側にはベアリングが付きません。
フォークブリッジアッパーと呼ばれる図の中の1番の部品に
埋め込まれています。

05-071015.jpg


フォークブリッジを外します。

06-071015.jpg


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ブリッジを取り外すとフレームの先端が見えてきますが、
上面にはボルトの穴があいているだけです。
車両の左右方向(写真では上下)に張り出しているのが、
ハンドルストッパーです。
転倒したり事故などで、大きな入力があればこの部分が凹んだり、
相手側のフォークブリッジアッパーのあたりの部分が割れたりします。

車両前側に見える丸い穴はハンドルストッパーの固定用です。


取り外したベアリングと新品です。

08-071015.jpg

このベアリングが悪くなるとどのような症状になるのでしょう?

ひどいときにはハンドルを回しただけで「ゴリゴリ」と
伝わるときもありますが、ほとんどの場合走行中の異音や
「コツコツ」した振動で気が付くようです。

フロントフォークの上端が付く部分にもジョイントと呼ばれる
ブッシュが付き、フォークの傾き角度の変化を吸収しています。

09-071015.jpg

通所のチェリアーニのフォークを装着したバイクは、
フロントサスペンションのストロークの一番上に来たときには、
ホイールベースは短くなります。
すなわちフロントフォークの角度は「立ち」ます。
これはフロントフォークが短くなると、フロントの車高が
下がるので結果として、フォークの角度が立つのです。

10-071015.jpg

しかしBMWのテレレバーサスペンションはストークした時には
逆にホイールベースが伸びる構造です。

これがコーナリング中にサスペンションがストロークして
縮んでも、比較的安定している要因だと思います。

チェリアーニタイプではフレームのヘッドを上下のベアリングで
挟み込むのに対して、BMWのテレレバーサスペンションでは
上側こそ先ほどのベアリングでヘッドに近い位置にありますが
下側はフロントフォークのボトムケースで受けています。

11-071015.jpg

俗にスタビライザーと呼んだりする11番の
「ロアフォークブリッジ」に付いた、ボールジョイントで
アームに固定されて前後の入力を受け止めます。


話はそれましたが、フォーク上側とフォークブリッジアッパーを
接続するジョイント。
ジョイントとベアリングが埋め込まれてフレームに固定する
フォークブリッジアッパー。

出てきたベアリングやジョイントは消耗品とまでは行きませんが
距離を走れば磨耗や亀裂が出ます。

こんなことを書けば、「頻繁に交換が必要なのか?」と
聞かれそうですが、距離を走れるBMWだからこその
交換部品で、ほとんどの国産車が走ることのない距離までは
持ちこたえてくれるはずです。

もちろん使用条件により変わるのでしょうが、写真の交換は私が
以前に乗っていた車両ですが走行距離は10万キロでした。

交換部品の金額はどのくらいでしょうね?
最近交換していませんが、以前交換した際の
金額は約7000円と約8000円でした。


意外なことに、小さなジョイントの方が高いです。
8000円×2 必要です。





説明のために複数の車輌の画像を使用しています。
キャスター角を書くとややこしいので、フォークの角度
と書きました、詳しくは調べてください。