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長い道のりですが、もう少し。  焼肉は好きですか? 

BMW R100GSアルピンホワイト。
ようやくここまできました。
何がここまでかって言われると、
写真をよく見てください。

00-080418.jpg
マフラーから水蒸気が出ています。
ここまでくるのには、長い道のりでした。
過去にさかのぼって見て下さい。




ワンオーナー車でしたが、保管期間が長くて
そのままで乗れなくはないですが、
自慢できる状態ではありませんでした。

これが入庫時の写真ですが、部品欠品無く、一応すべての部品が
機能する状態です。
01-080418.jpg
各部分は走行距離が少ないので使用による
磨耗などはほとんど見受けられませんが、アルミ表面が
白くなっています。
03-080418.jpg

入庫時に点検のためにバッテリーを交換し、エンジンを始動しましたが
意外なほど簡単に目覚めました。
04-080418.jpg
エンジンとミッションが生きていれば
残りは、どこまで丁寧に作業出きるかが、このバイクの次の人生を
決めることになるでしょう。

走行距離も少なく、信用できそうなので距離に見合った内容に
作りたいものです。
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新車からのワンオーナー車。
このまま、乗れる様にだけしても十分使用には耐えますが・・・・
残り何年乗っていただけるかな?

まだエンジンも若く、これからなので相談の上、
仕上げることにしましす。
06-080418.jpg
まずは、すべての部品を取り外していきます。
この時に経年変化で硬化したゴムやプラスチック部品は破損します。
問題なく使用できている部品も、取り外すと割れたり砕けたり
した経験をお持ちの方も多いはずです。
すべて、このときに出し切ります。

フレームから取り外したエンジン、右奥にはミッション。
07-080418.jpg
エンジンを整備する上で、フレームからの取り外しは
他の部分の整備と考え合わせると、取り外したほうが無難だと
思っています。

普段は配線類を束ねたハーネスなどで見えにくい部分も
きっちり確認できます。
08-080418.jpg
ハンドルストッパー、転倒などで強い力がかかると、
この部分が変形したり、とれたりします。

ステムベアリング部分のネックなどと呼ばれる部分。
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フロントホイールに大きな力がかかると
この部分のフレームが変形しやすいです。

ガソリンタンク後部、下の部分です。
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エンジンとミッションを分ければ、エンジン後方には
クラッチが入っています。
12-080418.jpg
バイクで一般的なオイルに浸かった湿式多板クラッチと違って、
乾式単板クラッチで4輪のマニュアルミッションで一般的な構造です。

ガソリンタンクなどのアルピンホワイトも今回はペイントに出します。
13-080418.jpg
アルピンホワイトの塗料のデーターは
ありますが、経年変化で少しは変色があるので
その色に合わすのが、プロの仕事です。

リアのドラムブレーキ内部の状態も走行距離に見合ったもので
安心しました。
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部品は正直なもので、ディスクローターも
ドラムも磨耗します。

フロントフォークを支えるステム上側を外し、フロントフォークを
取り外し。
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裏返して分解。
16-080418.jpg
すべての部品をフレームから取り外し、ストリップにしてから
今回はフレームを塗装に出します。
他の部品を仕上げたり、発注した部品が揃うまでには時間がかかるので
その期間にフレームを仕上げます。
粉体塗装やパウダーコートなどと呼ばれる種類で、通常の部品などに
施す塗装に比べて強固な塗膜が生成できます。

同時に他の工場に依頼しなくてはいけない作業も
この時間を利用して作業に出しましょう。

取り外したフロントフォーク。
17-080418.jpg
フォークの作動する部分にはブーツが被り
比較的錆びは出にくいのですが、上部のメッキがむき出しの部分は
点錆が出やすく、このGSも写真右側のフォークに出ていたので
今回は左右とも再メッキに出すこととなりました。
再メッキに出すと、小さな点錆びの跡は残りますが、メーカー純正の
メッキに比べて長く持つと実感しています。

フレームの粉体塗装が仕上がって来るまでに、
やって置かなければならなことが他にもあります。

写真は来た当時のフロントホイールですが、スポークや
ニップルに錆が出て、このままGSを乗るにはかわいそうです。
18-080418.jpg
ワイヤーブラシやコンパウンドを使って
かなり綺麗には出来ますが、鉄スポークにメッキしたこのタイプの
スポークは完全に元には戻りません。

スポークやニップルは新品を使用し、組み替えましょう。
すべてのスポークを取り外し、リムを磨き上げます。
19-080418.jpg
一口にスポークを取り外すと言いますが、ニップルの部分が
アルミリムに固着して外れない物も多く大変な時間と
労力を必要とします。
力をかけすぎるとスポークを外してあるリムは
思いのほか弱く、簡単に変形してしまいます。
「硬くて抜けない小さなものを力をかけずに抜く」
これは結構大変です。

粗く磨き初めと・・・・
作業前、作業後。
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色々な機材や材料を駆使して
元の輝きを取り戻すための作業を行います。

ほぼ磨き終えたリム。
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リム工場が製造して出荷した時点では
こんな輝きだったのでしょうか?

何種類かの材料でサンドブラストして仕上げたハブと磨いた
リムを新品のスポークで仮組みしていきますが、ここまでは
まあまあの作業です。 フロント。
22-080418.jpg
専用の工具を使って組んでいきます。

この作業のために作った、振れとり台にセットしてここからが
大変な作業です。
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マイクロメーターをセットして
作業しますが、
24-080418.jpg
縦振れと横振れを同時に修正していかなければいけません。
以前から国産オフロード車でも同じようなことを行っていましたが、
BMWのチューブレスタイヤの取り付け可能なスポークホイールの
クロススポークタイプは非常に手間がかかります。

ちょっと観てください。
25-080418.jpg
左2台は以前に販売したR100GSパリダカールです。
右側は現在、新しいオーナー様が決まるのを待っている
パリダカールですがホイールを比べてみてください。

ハブは色が違うのは 分かりますが、リムはちょっと分かりにくいですね。

これでいかがですか?
26-080418.jpg
整備前のR100GSパリダカールのホイールと先ほどの
R100GSアルピンホワイトのホイールです。
かなり違うのがお分かりかと思いますが、どちらがお好みですか?

色々な考え方があるので、「触らずにそのままが良い」と
おっしゃる方も居るかもしれませんが、これから新規で
BMWに乗るにあたり、ホイールは綺麗に
越したことが無いと私たちは考えるので、
自分で乗るのであればホイールを綺麗にしたい車両は
組み替えることにしています。

現在の在庫車両のうち、R100GSブラック
R100GSパリダカールは、ホイールを組み替え予定なのと
「BMW R80ST昭和60年登録、1982年12月製造、
検査平成21年4月まで、走行7600キロR80ST」

既に以前の製作時点で組み替え完了済みです。


エンジンとミッションも作業が必要ですね。
エンジンは今回のGSは走行距離が少なくたいした
手間はかかりませんでしたが、シリンダーを抜いて
オイル漏れ対策などは完了です。(写真がありません)
これはミッションですが、ミッションオイルが入った状態でも
ベアリングが錆びることご存知ですか?
27-080418.jpg
今回も一部ベアリングに少し錆が出ていたので
交換しましたが、それ以外には問題はありません。
28-080418.jpg
もちろんギアやシフトフォークにも磨耗はほとんど無し。

そんなことを「あーやこーや」とやってたら、
出来てきましたよ、粉体塗装。
29-080418.jpg
すべてのボルト穴にマスキングして
作業がされています。
後からの私たちの作業がスムーズに進んでありがたいことです。

ステムシャフトをロアーステムから取り外して、粉体塗装に出していますが
元通りに組みなおします。
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ステムベアリングも交換します。
31-080418.jpg
距離を走ったバイクで、ハンドルをセンター付近で
軽く動かすと、「コリコリ」とか「カクカク」ハンドルが
切れるときがありますが、そんな時はここのベアリングセットを交換すれば
元に戻ることが多いです。


フレームにステムとベアリング組み込み、再メッキから帰ってきた
フロントフォークを組み付けましょう。
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フォークに傷を付けないように。
もちろんフォークもオーバーホール済みです。

よみがえったフロントホイールに新品タイヤをセット。
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タイヤの銘柄にも・・・

ハンドルも粉体塗装されていますので、取り寄せたグリップヒータを
セットしても似合います。
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グリップが新品になりますが、ハンドルが
黒光りしているので、グリップが新しくても変に目立ちません。

光沢を取り戻し、各部品類を交換したエンジンです。
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セルモーターもオーバーホールしてあります。

フレームにフロントホイールを取り付けたら、エンジンを載せましょう。
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せっかくのフレームに傷が付くのは嫌なので
保護して載せましょう。
今回は厚手のビニール。

二人で載せるとスムーズに作業が進みます。
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ここまでは5分ほど。

その次はミッション、パラレバー。
39-080418.jpg
ミッションも光沢を取り戻しています。

先ほどの保護材分かります?
フレームに巻きつけてあります。
40-080418.jpg


リアのホイールを組み付けて。
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小物類を取り付け。
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これは今回、本国オーダーになった
ヒータ付きグリップです。

ヘッドカバーも準備しておきます。
43-080418.jpg


やっとBMW GSらしくなりました。
44-080418.jpg
リアショックはこの車両のものが
間に合わなかったので、取り合えずの、ありあわせです。

外装部品をつけます。
エンジンガードも粉体塗装。
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リアシートレールも粉体です。

電気周りを装着して、オーバーホールしておいたビングの
キャブレターをセット
47-080418.jpg
「オーバーフローしてくれるなよ、たのむで~~」

ここでやっと、エンジンを始動してみるところまで来ました。
48-080418.jpg
ガソリンタンクは再塗装で仕上がっているので
最後まで取り付けません。
この写真の時に久しぶりにエンジンに火が入りました。
そして、その証拠写真が一番初めの写真です。

現在もGSの作業は進行中ですが、ナックルガードの新品も取りつけました。
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リアショックも出来たので、取り付け。
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キャリアも粉体塗装忘れてませんよ。


この車両は販売できませんが、R100GSクロとR100GSパリダカールが
オーナー様が決まるのを待っています。

あなたなら満足できますか?

作業の出来具合を見に来て下さい。


明日20日の午後から焼肉します。
お気遣い無用。
ただし、参加条件があります。
このGSをじっくり見ていただき、
そして、ほめていただけること。

参加者多数のときは、肉が不足します。
悪しからず。
 



;BMW R100GS
走行距離、39600キロ
検査 2年付き

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