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BMWじゃないけれど、ドイツの高級車にもメンテナンスは必要です。 

BMWとよく比較されるドイツの高級車。

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124シリーズのE320ワゴン。
BMWの5シリーズとよく比較されていた車です。

昨日、友人がこの車で山の中へ遊びに来る予定でしたが、電話があり、
「車が動かなくなったんで、明日行くは。」
との事でした。
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今朝来てみると、車が置いてありエンジンがかからないそうです。
昨日、来る途中でエンジンが停止し、再始動できたのですが
直ぐにまた停止するの繰り返しだったそうで、
今朝、レッカーで運んだそうです。

本当はこんな用事で来る予定ではなかったのですが、
先ずは動くようにしなくてはいけません。

幸い現在はエンジンも始動でき、走ることも出来ます。
しかし、5分もエンジンをかけておいて置くと、昨日のように
エンストです。


順番に診ていきましょう。

先ずは低いボンネットを高くします。
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左右についているヒンジを・・
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ヒンジのストッパーを操作すれば

ほら、この通り。
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こんなエンジンルームです。
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直列6気筒DOHC24バルブ。


先ずは疑わしいところから始めましょう。
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バッテリーの奥にリレーが複数あるのですが、
そこに確かめたいものが2個。

バッテリーの後ろのカバーを外すと、リレーとコンピューターが
見えてきます。
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バッテリーが邪魔なので、外しましょう。
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一個目のリレー。
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もう一つ交換してみたいのですが、中古部品が・・・・
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倉庫のどこかに、置いた記憶があります。

「どこに置いたかなー?」
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「アッ!! あそこにある!」

エンジンの仕様や年式で品番が変わったり、
形も変わっていることがありますが
同じエンジン型式なら調子を診る位は出来るものです。
(だめなときもあります)

同じエンジン用なので合うでしょう。
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何箇所か確認し、リレーを交換してエンジンを始動してみましょう。
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バッテリーを元に戻すのですが、
気をつけなければいけません。
「ドアが開いているでしょう?」
この車にはバキュームならぬ、加圧式エアーの集中ドアロックが
装備されています。
めったに起こりませんが、外したバッテリーを接続した瞬間に
集中ドアロックのポンプが回り、すべてのドアロックが・・・・
なんて事が起こります。

ベンツの場合はめったに起こりませんが、アメリカの車では
頻繁に起こりました。
私は予防として窓やドアを開けておくか、キーを抜くように
するくせが付いています。


エンジンを再始動。
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見えているメーターの左からガソリン計、油圧計
スピードメーター、タコメーターと時計です。
ありふれたメーターですが、見やすいです。
エンジン回転数は750rpmで安定しています。

このまましばらく置いて、エンジンが止まらなければ
変化があったことになるので、先ほど触った部分に不具合を
持っていることになります。


その間に、室内の説明でも聞きますか?
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このクラスになるとエアコンスイッチは
操作しなければ、オンです。
エアコンを切りたければ、エンジンを始動するごとに、
ECのスイッチを毎回押してスイッチにランプを点けて
切らなくてはいけません。

エアコン使って当たり前。

最近は日本車にも出てきたようですが、運転席と助手席で
別々に温度コントロールが出来ます。
これはとても便利で、是非すべての車に真似てほしい機構です。

「あっ! 止まりそう?」
止まりました。
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今回触った箇所に、直接の原因は
無いようです。

では、次行ってみましょう。
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止まるときのタコメーターの針の動き方などを
考慮して、多分この部分ではないと思いますが、一応確認しておきます。

エアフローメーター(エアマスセンサー)からスロットル(アクセル)までの
エアーのダクトを外し、プラグホールのカバーを外します。
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3個のイグニッションコイルと3本のプラグコードが
見えてきます。


ダイレクトイグニッションとプラグコードの組み合わせです。

ダイレクトイグニッションとプラグコードという意味では
BMW R1150のツインスパークエンジンと同じですね。

     ↑
(クリックで過去に書いたブログにリンクします。)

でも、システムは違います。

BMWバイクのツインスパークは1気筒当たり、
ダイレクトイグニッションのコイルと、プラグコードに接続された
コイルとで2個でした。
細かく書けばプラグコードに繋がるコイルが2気筒で一個なので
1気筒当たり1.5個でしょうか。

しかしこのベンツの場合は1個のコイルで、ダイレクトとプラグコードに
給電しています。
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エンジンの前から後ろに向かって1番から6番プラグまでありますが
1番と6番、2番と5番、4番と3番がそれぞれ同じコイルで
プラグに点火しています。
したがって、それぞれ繋がっているプラグは同時に爆発するので
排気行程でも着火していることになります。
したがって1気筒当たりコイルは0.5個。
2気筒で一個のコイルです。
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青いラベルが貼り付けてあるのが、イグニッションコイル。
コイルの真下にプラグが1本有り、2番シリンダーのプラグです。
右側に伸びてカーブしているのが5番プラグに行くプラグコードです。

6気筒なのでコイルが3個、プラグコードが3本です。

コイルとコードを外してプラグを確認。
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特に問題なし。
プラグコードやコイルの特定の箇所が悪ければ
そのプラグだけ燃焼が不安定になり、黒くくすぶりがちです。
しかし今回は問題なし。

ちょっと気になったのですが・・・
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ここからエンジンに空気が吸い込まれ、6本に分かれて
燃えます。
吸い込まれる量を調整するのが、ココ。 スロットルです。
アクセルペダルを踏み込むと、ココの中の鉄の板が開くことにより
空気が吸い込まれます。

それはいいのですが、少し油が回っていませんか?
大なり小なりココには付着しますが、少し多いかもしれません。

先ほど外したダクトの空気の入り口側。
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まったくオイル気無し。

先ほど外したダクトの空気の出口側。
スロットルに差し込む部分。
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やはりオイルでベタベタ。

ダクトの途中でオイルが入るのでしょうか?
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実はそうなんです。
ブローバイガスの再燃焼でタペットカバ(ヘッドカバー)に
差し込んだダクトから吸い上げるようになっています。
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この量が多いと、スロットルがオイルまみれになるのですが
今回は、特に対処が必要なほどの量ではないので、
この写真を友人に見せて説明しておきます。

最近はブログを書くための写真も写すようになりましたが、
バイクの分解の写真や、車の写真は本来、持ち主に
作業の説明をしたり、年数が経過した後日に再度入庫した
車両の参考に撮影していたものです。

この写真も見せておきます。
29-080719.jpg
コイルとプラグコードに近い部分の
カバーが黒くなっています。

これはココから電気が逃げかけているのです。
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プアグコードの拡大です。
31-080718.jpg
カバーに接触しているところから
電気が逃げているようです。
しかしまだ量が少ないのか、直接の症状は出ていません。
今日は天気が良いので、逃げないのかもしれません。
湿度の高い雨の日には、どうでしょうね?


イグニッションコイルの拡大。
32-080719.jpg
カバーに接触している部分から
出た電気がコイルのゴムの部分を広がりながら逃げた様子が
分かります?


街中では私は、すき好んで近くに寄りませんが、
好きなやつも居るようです。
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多分、ねずみのウンコでしょう。
掃除しておきました。


結局トラブルの原因は違う箇所にありました。
経験上半分、半分位の気がしますが、今回は予想が外れました。

頻繁に、こんな仕事をしていたころは「勘」も鋭く
どちらから診ようか迷っても、よく当るものです。

しかし最近はバイクの仕事中心になったので、
ベンツに対する勘が鈍っているのかもしれません。








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