| elf |

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

BMW R1100RT と フォードのムスタングV6 

以前入庫して整備をしていたR1100RTのシエナレッドがもうすぐ
仕上がりそうです。

070217-01.jpg

これが入庫時の写真です。綺麗な色でしょ?

まずカウル、ガソリンタンクも外します。

070217-02.jpg

カウルを外すと簡単に言いますが、部品点数は、いくらぐらいに
分かれると思います?
色の付いた部分だけで14点ぐらいになるはずです。
それを固定しているビス(ボルト類)は60本以上。
(頭の中で考えたので間違ってたらごめんなさい。)


セルモーターを取り外すとクラッチが少し見えます。

070217-03.jpg

隙間からノギスを入れてクラッチ板の厚みを計測して磨耗の程度を
確認します。
赤っぽく見える2枚の間に、挟まれた黒い部品がクラッチディスクです。
コレが薄くなり、粉がたくさん出てたりしているとクラッチディスクの
交換時期です。

クラッチディスクを確認したのは、セルモーターを取り外して出来た
窓でしたが、外したセルモーターはそのまま元に戻してはいけません。

070217-04.jpg

まずはセルモーターを分解しましょう。

上の写真の右の筒の中身がコレです。
何か、おかしなところが有るの分かりますか?

070217-05.jpg

セルモーターの回転力を作るのは、コイルと磁石と電気です。
その磁石は4枚が筒の中に貼り付けてあるのですが、そのうちの
一枚が割れて剥れかけているのがわかります?

少し前にも走行1万5千キロ以下のセルモーターのマグネットが
割れてバラバラになっているのを修理しましたが、今回、前回共に
セルモーターは普通に回っていました。

でもコレでは、いつエンジン始動不能になっても不思議ではないので
見つかってよかったです。


コレに今回は交換しました。

070217-06.jpg

オーバーホールしたセルモーターをいくつか用意してあるので
こんなときには重宝します。


コレはフロントサスペンションのうちのショックアブソーバーと
コイルスプリングです。

070217-07.jpg

この状態にしなければ、ショックアブソーバーの少しの遊びは
確認できません。
スプリングを外せば一番縮めた状態から、伸ばした状態まで
すべてテストできます。

外したアブソーバーの伸び縮みする部分です。

070217-08.jpg

オイル漏れやガス漏ればあればこの部分から出るときが多いので
外したときにここが濡れていたり、黒いゴミがたくさん付着しているようなら
要注意、私達は交換します。
幸いこのRTは異常なし。

フロントショックアブソーバーの上側のフレームに取り付ける部分で
部品の名称は「ソケット」です。

070217-09.jpg

ピンボケですが右に置いてあるのが新品です。

コレもピンボケごめんなさい。

070217-10.jpg

今度は逆でショックについているのが新品です。


「あーーーーー、ひま ひま ひまーーー」
『まあ、まあ、あきらめーな。』

070217-11.jpg

午後からは雪が降り出したので、この子達はお外に出してもらえません
でした。


R1100RTリアショックユニット一式

070217-12.jpg

左上の黒いダイヤルがプリロードアジャスターの調整ノブで締め込むと
細いホースを通ってオイルが右上の銀色の部品に流れ込みます。
締め込むにしたがって、円柱形銀色部品の高さが伸びて行きます。
今まで乗ったバイクのリアショックの下側にスプリングの強さを
調整する機構が付いていたのを思い出しませんか?
あれですよ。
工具なしで調整できるのがえらいですね。

同じくリアショックアブソーバーの大切な部分。

070217-13.jpg

ここもフロントと同じくオイル漏れなどを点検し、伸び縮みをさせて
ダンピングと遊びを確認します。


タペットカバー(ヘッドカバー)を外して、バルブクリアランス調整です。

070217-14.jpg

もちろん反対側も同じように作業をしています。
ここでよく見て頂きたいのですが、タペットカバーを外してヘッドは
パーツクリーナーなどで洗浄したわけではなく、オイル気を残した
そのままです。
スラッジなど皆無です。
さすがに新車価格は高額なので、オイル交換をマメに皆さんされるようで
エンジンオイルのひどい状態のBMWは今までにお目にかかったことは
ありません。
一度スラッジなどが焼きついたり、堆積したりすると、オイルを
交換するだけでは綺麗になる物ではありません。
しかし実用車で使用する4輪車の整備ではひどい状態の物を良く
見かけたものです。

下の写真は以前整備したフォード ムスタングのエンジンですが
先ほどお見せしたBMW R1100RTのエンジンの部分と同じ部分に
当たります。

070217-31.jpg

スラッジがこびり付いていますね。
ちなみにこのエンジンのシリンダーヘッドガスケットは抜けてしまい
オイルと冷却水が混じって自走不能でした。

取り外したムスタングのシリンダーヘッド。

070217-32.jpg

先ほどのBMWのシリンダーヘッドの色と比べると汚いですね。
そんなオイル管理だから故障するとも言えるのですが、それだけが原因ではありません。
V6エンジンなので比較的外しやすいですが、V8はエンジンルームが狭く
厄介です。

シリンダーヘッドを外したエンジンのシリンダー側。

070217-33.jpg

ヘッドガスケットが抜けている部分がわかるように青色で囲んでみました。

先ほどのヘッドですが少し変わりましたね。

070217-34.jpg

汚いまま取り付けるのは嫌いなので、少しだけ洗浄しましたが、なかなか綺麗にはなりません。
本当はここまでにするだけでもかなり苦労しています。


話をBMWに戻しますね

070217-15.jpg

ガソリンタンクが外れている間に普段、確認出来ない配線のジョイントや
ホースの取り付け、ABS本体に入っているブレーキパイプなどもこの時に
まし締めしたり、清掃したり出来ます。

ぼちぼち元に戻し始めますね

070217-16.jpg

ガソリンタンクを載せてガソリンホースを接続します。

ガソリンタンク右側

070217-17.jpg

RTのガソリンタンクは容量も多く満タン時には重そうですが
実際はかなり低い位置にまでガソリンを入れているので、重心は低く感じます。
ボクサーエンジンの利点でもありますね。

左側ガソリンタンク。

070217-18.jpg

左側にはオーディオを取り付けたりするストレージボックス
(キー付きの小物入れ)があるので、その分削られています。

070217-19.jpg

アッパーカウルも取り付けました。

右側ミラー取り付け部

070217-20.jpg

RTのミラーは脱落式です。
前から、後ろから、どちらから引っ掛けても脱落しますが、ウインカーの
配線が付いているので、転がり落ちないときもあります。

070217-21.jpg

スクリーン無しでは淋しいですね。



070217-22.jpg

「まもなくBMW R1100RTシエナレッドが完成だよ。」
『見に来ます?』




ここで問題です。
フォード ムスタングV6は、なぜシリンダーヘッドガスケットが
抜けてしまったのでしょう?


答えは、ブログランキングをクリックしてね。





右のバナーをポチッとクリックしてね!!エルフからのお願い!    ブログランキングに参加しました。
    気に入ったら、下のバナークリック
   お願いします。
    押すと 今日の答えもでます。
        バイクのランキング!プラス答え








写真掲載していませんが、これ以外にもたくさんの手間をかけて
整備し仕上げています。

070217-27.jpg

今日の夕方からは雪が雨になり暖かくなりましたが、午後10時ぐらいに
帰宅しようと田舎道を走っていたら、飛び跳ねるカエルを見つけました。
この真冬の2月にカエルを見たのは初めてで、先ごろ見つけたマムシと合せて季節の進み具合が変なのかもしれません。