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取り返しの付くこと 

今日は、ミッション オーバーホールの日。

気になるミッションも、気にならないミッションも分解します。

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キックペダルが付いていますから、2バルブGSのようです。

ピンを抜いたら、
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グリグリと。

ドライブシャフトがつながる4本の穴の開いた
フラン時が見えますが、その真ん中に大きなナット。
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こいつを緩めれば、ハウジングが
抜ける構造ですが、結構頑固に取り付いています。
専用の工具もありますが、工具が負けるほど強烈なものも・・・

これも、なかなかのツワモノで、結構粘られました。
「パッッキーィーン!!」大きな音とともに外れてくれました。
やれやれです。
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手に持ったフランジのミッション側に
斜めに筋が入り、ギアが切ってあるのが分かるでしょうか?

これは何のためのギアかご存知ですか?

スピードメーターケーブルにつながるドライブギアです。
このギアでスピードメターケーブルの先端につながった
ギアをまわすことでメーターケーブルが回転し、
スピードメーターが上がるのです。

R1100GSやR1150RTなどはフロントホイールのハブ
部分でスピードメターケーブルを回しています。

この2バルブ車は、ミッションにケーブルが
付くことになりますね。


細かなボルト類を抜いて、ミッションケースの
ふた(後部)を開きましょう。
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でもね、このケースには内側にベアリングが
はまり込んでいます。
スムーズに取り外すには、少しコツがいるようです。
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かなり隙間が出来ました。
ケースは結構汚れている部分もありますね。

「よっと、ハイ取れましたと」
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中身は割と綺麗なようですね。
取り外したケース。
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ケースに付いて取れた部品は
キック関連です。

今回のミッションは、車両を押して転がすと
リアのホイールの近辺から、「コロコロ」と軽い音がしていました。
センタースタンドを上げて、リアホイールをゆっくりと
手で回すと、回転が軽い部分と重い部分が交互に
くるのに気がつきました。

ミッション単体で、先ほどの取り外しにくいフランジを
手で回そうとすると、硬くて回らないほどです。

通常はシフトがニュートラルであれば、粘っこいですが
回るものです。


「でぇ?  原因は?」

今回ははっきりしていました。

こいつです。
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手でベアリングの外側を持って回すと、
ゴリゴリです。

ベアリングの寿命?
考えられなくは無いですが、
最初にメーカーで組み付けた際の、クリアランスの調整が
上手く行って無かったのかも知れません。


だから今回の原因は「コレ!」
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本当にそれで良いのですかね?
反対側にも、同じようなベアリングが付いているので
分解した時点で確認しなくてはいけません。



今回の分解したのは、ミッションが2台。
内部のオイルの状態も、良かったので安心しました。
問題の無いベアリングは交換しませんが、
気になれば交換しています。
スプリングは無条件交換。
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ベアリングは、純正品は結構高価です。
上の写真は在庫しているミッションのベアリグですが、
国産です。
R1100シリーズの純正は外国製です。
R1150シリーズからは日本製に変更になっているようです。
すべてが日本製なのか、製造ロットにより色々あるのかは
知りませんが、過去に分解した1100 1150各車は
こんな規則性がありました。

あなたならR1100シリーズに高価な外国製の
ベアリングを使用しますか?

こらなら、まだまだ再生可能で、ミッションの寿命は
さらに伸ばせます。


話は変わりますが、昔からの知り合いの
業者さんに行ってきました。
私が若い頃から4輪の外車の整備をしていますが
キャブレターの車が多かったので、それらのオーバーホールの
専門家です。
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私が若かったときから、この方は
既に年配で、私の父親以上の年齢と思いますがとても
お元気です。

周りには、細かなパーツ入れがたくさん並び、かなり
使い込まれた感じでしょう?
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反対側にはオーバーホールされた商品です。
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お邪魔したときには、ちょうどキャブレターを
オーバーホール中。
こちらの取引先は、主に自動車整備工場です。
通常、修理工場は簡単なキャブレターは自社でも
オーバーホールをしていましたが、排気ガス対策が進み
色々難しくなり、なかなか自社工場でのオーバーホールは
少なくなっています。
そんな作業を引き受けてきた「キャブレター屋」さんですが
さすがに、もっと進んだ排気ガス対策では、キャブレターが
インジェクションに置き換わり、仕事は減ったそうです。
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このときには、日産のふるーーーい
消防車のキャブレターをオーバーホールされていました。
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使い込んだキャブだとアイドリングが不安定になったりしますが
スロットルのバタフライのシャフトが磨耗したり、
シャフトの軸受けが磨耗し、広がっていたりします。
そんな症状のキャブレターはオーバーホールキットを
購入し、通常通りのオーバーホールでは完治しません。
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そんなときに、キャブレター屋さんの登場となっていたのです。
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オーバーホールされたキャブレターはパット見
新品です。 「キレッ!」
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こちらもキャブレター?
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コレは違います。
ターボチャージャーですよ。
ターボのオーバーホールもお手の物。
各地の自動車屋さんや、「何とかターボサービス」
などの業者さんを対象にターボのオーバーホールを
しています。

修理工場に足を運ぶ方でも、あまりこんな業者さんが
存在することは知らない方が多いと思いますが
技術はたいしたものですよ。
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「ほら、新品ターボみたいでしょ?」

私が今回お邪魔したのは、この部分でお世話になりたかったからです。
少しでも綺麗にしたいですからね。
キャブレターはアルミ、ターボもアルミ使ってます。
BMWの車体にもアルミですから、参考になります。

今回というか、昔からお世話になっている
キャブレター屋さんは、「阪神キャブ」さんです。
今回ご了解をいただいて、掲載しています。
ターボ、旧車のキャブレターなんかは、得意な
おじいさんがいます。

先ほどのミッションで汚れた部分がありましたね?
ためしに相談に来たんです。