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あってはならない事 

うそみたいな、本当の話です。

先日2バルブのエンジンを分解していたときのことです。
いつものように各部品に分解して行きます。

01-090716.jpg
シリンダー、フライホイール、発電機などが
見えます。

こちらは、クランクケースの中に入っている部品。
02-090716.jpg
クランクシャフト、カムチェーン、
カムギアに付いたカムシャフトが少し写っています。

それらの部品を取り外した、クランクケースは
アルミ製。
03-090716.jpg
左後方より見ています。

シリンダーヘッドや、シリンダーをクランクケースから
取り外すと、こんな形になるのですが
本当はスタッドボルトという、長いボルトが残ります。

下の写真をクリックすると取り付いたままのスタットボルトの写ったブログが出ます。



取り外したボルトがこの中にあるのですが・・・・・
右も左にもネジが切ってあります。
04-090716.jpg
真ん中の4本が片側シリンダー用です。
ちなみに、手前2本のアルミ色の棒は?
これは、プシュロッド。

でも、スタッドボルトの先端のネジ山がきってある部分が
一本変ですね。
05-090716.jpg
これは、スタッドボルトをクランクケースから
取り外して抜く際に、今回の作業で付いたものです。

拡大してよく見ると、小さな凹みがあってそこから先が
ねじ山に傷みが見られます。
09-090716.jpg

通常はボルトがこんな状態だと、相手のねじ山も
かなり痛んでいるものです。
しかしいかがでしょう?
4個のボルト穴の、右上ですが?
06-090716.jpg


07-090716.jpg

拡大しても、ねじ山は痛んでませんね。
07-090716-1.jpg
でもそこに、上から穴が開いているのが見えます。

実はこの穴なの中に・・・・

こんな物が入っていました。
08-090716.jpg
ドリルの「キリ」の先端ですが
折れています。

通常はこんな形で、細いものから太いものまで
色々なサイズがあります。
10-090716.jpg
     真ん中は・・・・・
分かりますね?  鉛筆です。  念のため


先ほどの小さな穴は、エンジンオイルが出てくるための
オイルラインです。

想像ですが、エンジンを製造した際にオイルラインを
加工するのですが、その最中にドリルが折れたのでしょう。

このエンジンが、過去に分解された経歴の無いことは
分解前の点検で確認していますので、
車両組み立て後に、オイル交換などの
作業でオイルラインに入ることは考えられないので
エンジン製造時から入っていたと考えるほうが自然です。

オイルラインに残った「キリ」の先端は、エンジンオイルの油圧で
スタットボルトに何度も衝突し、長い期間をかけて
スタットボルトに凹みを付けたようです。
09-090716.jpg

その折れ残ったキリが、スタットボルトに干渉した状態で
スタットボルトを回し抜いたので、キリがスタットボルトに
傷を付けながら抜けてきたのでしょう。

だから珍しく、相手のアルミのケース側に
傷みが見られないようです。

長い期間ドリルのキリを使うと、必ず折れるものです。
メーカーのドリルは定期的に交換しているはずですが
こんな事も起こるのですね。
キリが折れることは、あると想像しますが
折れたキリを回収しきらなかったことが
今回の原因であり、回収しなかったのは
人間ですね。

今回見つかってよかったです。


でも、メーカーはドリルを手で持って
開けるようなことはしていませんよ。










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