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最近流行ってますか? 

今日は関東からお越しの友人が
R1100RSをレンタカーのトラックで
持ち込んで来られました。

01-100123BMW R1100RS


何故か早速分解してます。
02-100123BMW R1100RSエンジン
エキゾーストを取り外して、吸気側の
インジェクターの付いたスロットルボディーも
取り外しです。


シリンダーヘッドカバーを外せば、バルブスプリングや
ロッカーアームが見えます。
03-100123BMW R1100RSエンジン

R259シリーズのエンジンは
OHCですがこれは、「オーバーヘッドカムシャフト」の
意味ですよね。
通常のOHCエンジンはカムシャフトが直にバルブを
押さえるか、ロッカーアームを介してバルブを
開閉します。
このエンジンもロッカーアームが三叉になっていて
二股がバルブを開閉しもう一つの「叉」が
カムシャフトから開閉の力が掛かります。
04-100123BMW R1100RSエンジン

このBMWのボクサーエンジンには、
OHVのエンジンに使われるのに似た、
プッシュロッドが入っています。
写真に片側エンジン2本付いているプッシュロッドが
1本写っていますが分かりますか?

オーバーヘッドカムシャフト、ヘッドの上に
カムがあるからの名前ですが、このエンジンは
エンジンの幅を狭く設計したいがため、
ヘッドの横にカムシャフトを付けたのでしょう。
カムシャフトからバルブまでの重量はプッシュロッドの分、
余分ですね。

ボクサーエンジンの上とは、両横一番幅の広いところが
通常のエンジンの上にあたります。


なぜこんな作業になったかと申しますと。

高速道路を通常走行中に、前方がクリアーになったので
少しアクセルを開いて加速したところで、エンジンに
振動が出だして、クラッチを切るとエンストしたそうです。

幸いエンジンは再始動可能な状態なので、
そのまま帰宅できたそうですが、1気筒が
死んだ状態に感じたそうです。

そこまでの お話をお聞きしたときに
先ず思ったのは、バルブやピストンの
溶解ですが、この車両はR1100RSの
1997年5月製造のシングルスパークエンジンです。
そんなトラブルは比較的少ない車種だと思っていますので
違う原因も考えてしまいます。
05-100123BMW R1100RSエンジン
「でも、下側の排気バルブの色おかしいかな・・・」

分解前に先ずコンプレッションを測定し、右側片側だけが
ゼロなのを確認しています。

ここからは分解していかなければ、話が進まないので
お帰りになってから、早速分解に取り掛かりました。

今回の来阪はこの修理のためではなく、
以前から違う理由で決まっていた事です。

しかし、年明け早々に先のトラブルが発生し
点検することになりました。
06-100123BMW R1100RSエンジン
シリンダーヘッドを取り外しに掛かります。

どんなんでしょうか?

「あ~~~ やっぱりな」
07-100123BMW R1100RSエンジン
排気側のバルブの1本が見事に
破損しています。
08-100123BMW R1100RSバルブ溶け

調べる手段が無いので、溶解とは断言できませんが、
先ず間違いないでしょう。

破損したバルブの周りの拡大ですが、
カーボンの堆積でしょうか?
09-100123BMW R1100RSエンジンバルブ溶け
全体的にはカーボンの堆積は
多くは無いと思います。

ピストンの頭はこんな感じです。
10-100123BMW R1100RSエンジン
上手く燃焼せずに、自宅まで走行されたので
破損したときの状態とは少し違うかもしれませんが
特別悪い状態には見えません。

この車両の走行距離は?
11-100123.jpg
過去に私たちが携わったR1100各車は
点検時にカーボンの体積があれば除去しています。
その影響かどうかは分かりませんが、
バルブやピストンが破損した例は有りません。
ディラー様からのお話の中で、1100にも稀だが発生していると
お聞きしていました。
今回のR1100RSは私たちが初めてお目にかかる車両で
過去の使い方に関しての、資料が何もありません。

次回同じ事が起こらないように、細心の注意を払って
組み付けます。


オーナー様には
「他の多くのBMWにお乗りの方の為に、少しでも多くの情報発信を」
との事で、ブログでの写真使用に快諾いただきました。


今回の出来事で、原因は何でしょうね。

カーボンが沢山堆積すれば、燃焼室が
狭くなり、圧縮が上がります。
そのカーボンが部分的に高温になり
バルブの放熱を妨げたのでしょうか?

それとも、空燃比が薄かった?
本来空燃比の薄いエンジンではありませんが
何かの原因で薄くなっていた?
燃料ポンプ?
プレッシャーレギュレター?
インジェクター?

ドレだと思います?


以前に4輪の修理工場に勤めていた頃から
感じていたことですが、稀にしか発生しない
トラブルが1件をきっかけに、
立て続けに修理で持ち込まれる事が
何度もありました。

少し前のブログにバルブが曲がっていたお話を
書きました。
今回もバルブですが、溶解にしろ、曲がりにしろ
普段扱い量の少ない私たちでは、そんなに頻繁に
お目にかかるトラブルではありません。

バルブ関連のトラブルが
続かなければ良いのですが・・・・

1月28日に同業者様より、情報をいただきました。
ありがとうございます。







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