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シングルポイントインジェクション 

先日友人のスバルプレオの修理を依頼されました。

エンジンの一番上のタペットカバー(シリンダーヘッドカバー)とシリンダーヘッドの合わせ目からのオイル漏れです。

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このエンジンには宿命 持病と言う人が居るほど、頻繁に起こる現象です。

上から流れたエンジンオイルが焼けたエキゾーストマニホールドのカバーに流れて、焼ける匂いがけっこうしています。

燃えきらないオイルは下回りに流れて、床にも黒いお漏らしをするようになっていました。
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そこでカバーをめくりカバーとヘッドの隙間に付いているパッキンを交換する事にします。

タペットカバーで内側を見ています。
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結構汚れていますね。


こちらがシリンダーヘッド側で、吸入バルブと排気バルブを押さえて開け閉めするロッカーアームが写真の上方に吸入バルブが4本、手前の排気側も4本見えます。
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軽自動車ですがこのエンジンは4気筒、吸入側4本 排気側4本の合計8バルブです。
1シリンダーあたり2本。
BMWのバイクで言うと、2バルブと呼ばれるR100GSなどと1シリンダーあたりのバルブの数は同じです。
R100GSは2気筒なのでエンジン全体では4本のバルブが付いています。
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それに対して、R1150GSなどのR259シリーズ以降のボクサーエンジンは俗に4バルブと言いますが、コレも1気筒あたりのバルブの数で、エンジン全体のバルブの数は左右で8本付きます。


これが「ヘタッタ」ゴムパッキンです。
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新品は黒いほうですが高さがかなり違うでしょう。

コレを押しつぶして密着させてオイル漏れを止めています。
しかし、押さえて長く時間が経過すると、ゴム自身の弾力が無くなり少しの隙間からオイルが漏れ出すようになってしまいます。

「そしたら、固定しているボルトを増し締めせんかいや」
と言われそうですが、このタイプのボルトが付いています。
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いっぱいまで閉めこんで増し締めが出来ないタイプなんです。
ワッシャーを入れたりして工夫も出来ますが、押しつぶされて弾力をなくしたパッキンをいくら締め付けてもその場しのぎになるだけし、かえってカバーが必要以上の力で変形したり、ボルト穴が割れることもあるので、素直にゴムパッキンとボルトに付くシーリングワッシャーを交換したほうが無難です。
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コレがそのシーリングワッシャーですが、コレも締め付けるとゴムの部分が押しつぶされて密着します。
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この車にはスーパーチャージャーが付いています。
ターボチャージャーは排気ガスの力で吸入する空気を押し込みますが、スーパーチャジャーはエンジンの力でエアポンプを回して空気を圧縮しエンジンに送ります。

コレがスーパーチャージャーで上から見ています。
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この口から圧縮された空気が出てきて、
こちらの口に入り、各シリンダーに供給されます。
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空気はこの先で4気筒分に分配されますが、燃料はどうでしょう。

このエンジンはシングルポイントインジェクションタイプで、真ん中の配線の入った部分の一箇所から4気筒分のガソリンを噴射し空気と混合後に4気筒分に分配するタイプです。
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BMW のボクサーエンジンはR1150GSやRTなどのインジェクションモデルは左右のシリンダーにそれぞれインジェクターが付いています。
当然ですが、キャブレターモデルのR100GSやRSなども、左右別々にキャブレターを持ちますので、インジェクション以上に右左それぞれに調整が可能です。


フクチャンは何してるんでしょうか?
「ん~~~~~ なんとかなるかな~~~~」
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考えているのは、R1150GSのキャブレター仕様の製作。
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とりあえず寸法的には何とか成りそうですが課題は多そうです。

左がR100GSのキャブレター、右はR1150GSのインジェクションタイプのスロットルボディーです。
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このインジェクション用スロットルには 黒い箱状の部品が付いていますので左側シリンダーに取り付く物です。
この黒い箱は、アクセルがどの程度開いているかを測定していますが、右側シリンダー用には付いていません。
なので左側のアクセル開度を測定し、右側シリンダーにも左側と同じ量のガソリンを供給することになります。

このタイプのインジェクションは、通過する空気の量や速度を測定せずに、エンジン回転数とアクセル開度を主な判断材料として、供給するガソリンの量を調整しています。


こちらは先ほどのスバルの軽自動車ですが、この部分の部品でインテークマニホールドの圧力を取り出してホースでセンサーに送ります。
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ホースの先にはこの部品が付き圧力を電気信号に変換しいています。
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空気の圧力が電気信号に変換され、車体のECU(コンピューター)に伝えられ、ECUは、アクセル開度やエンジン回転数など他の情報とあわせて必要なガソリンを計算します。
このタイプのエンジンに入る空気の量は圧力で調べていますが、エアフローメーターやエアマスメーターなどと呼ばれる部品で流れる空気の量を測定するタイプのインジェクションもあります。

このエンジンの場合スーパーチャージャーが付いているので、アクセルが閉まっているときや、軽負荷時に圧力はマイナス(負圧)になりますが、スーパーチャージャーが仕事を始めると大気圧よりもプラスになります。

もしもマイナス時にマニホールドのどこかに穴を開け、指を付ければ引き付けられますが、スーパーチャージャー作動時には1気圧の大気中に空気が吹き出てきます。


キャブレターとスロットルボディーを、エンジン側から見ています。
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共にアクセルの開閉でこのバタフライが開いたり閉じたりします。
したがってこの状態はアクセルの戻った状態でエンジンがかかっていればアイドリング状態です。


奥が見えません。せっかくなので開けて見ましょう。
こちらはインジェクション用。
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スロットル全開でバタフライ(真鍮色の鉄の板)が、水平になるように調整します。
エアークリーナーに繋がる側まで丸見え。

これはキャブ。
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向こうは見えません。

中に見えるのは、吸入負圧で上下するピストンです。
手前のアクセルワイヤーに繋がったバタフライは開いても、
エンジンが受け付けないようなガソリンの薄い多くの空気が入らないように調整しています。

では、インジェクションの方は全開になっても大丈夫なのでしょうか。

インジェクションの場合は燃料に電気式のガソリンポンプで圧力をかけて、噴射しています。
なのでどんな状況でも、ガソリンが噴射できますが、単純な構造のキャブレターではキャブレターを通過する空気の速度が遅くなると、ベンチュリー効果が少なくなりガソリンを霧化出来なくなります。
そうならないように、内部のピストンで流入する空気が少ないときにはピストンが下がり、狭い場所を空気が通過するようにしてガソリンを吸いだしやすくしています。
このタイプの負圧ピストンを使ったキャブレターはCV型キャブレターと言いますが、負圧ピストンを持たない強制開閉タイプのキャブレターの中には、急なアクセル全開時にガソリン不足にならないように加速ポンプ付きのキャブレターも有ります。

コレはインジェクション用をエンジン側から見ています。
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上に穴が開いています。

表側から。
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ここにはガソリンを噴射するインジェクターが刺さります。

これがR1150GSのインジェクター。
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こちらが霧状のガソリンを噴射する先端です。
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かなりピンボケ、ごめんなさい。

そしてインジェクターが装着された状態を内側から。
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外側は見慣れた姿ですが内側は見る機会は少ないはずです。
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キャブレターやスロットルボディーは良く目にしますが、これはあまり日の目を見ません。
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これはR1150GSのエアクリーナーボックスからスロットルまでのインテークパイプの左右です。

右側はココ。
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ココにスロットルボディーが間に入り、長いパイプはエアクリーナーボックスの中に納まります。

見えない部分なのに、長さが必要なんですね。
この長さや太さでもエンジンの性格は変化します。
GSの部品番号は13711341405と13711341406の2種類で左右違うものが付きます。
かなり長く内部で左右が干渉しないように形を変えているのでしょう。
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RSの部品番号は13711341210です。
こちらはGSに比べて短いので、左右共通の部品のようです。
GSとRSで長さが違うのはエンジン特性を変えたいからです。

話がスバルからBMWになってしまったのでオイル漏れに戻ります。
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このゴムパッキンのヘタリがオイル漏れの原因でした。

横から。
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どちらが新品かは見れば分かりますね。
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この部分は?
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エンジンの両端に付く部分です。
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まあ順調に組みあがったので、エンジンかけてオイル漏れの確認しましょう。
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最後に全体を見渡して組み忘れなど無いか確認しますが、
? ? ? ? ?

分かります?

ほら。
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オイルの量を見るためのレベルゲージが持ち上がっています。
コレは作業の途中でエンジンオイルの交換も一緒に行ったときに、他の作業をしてオイルを入れ忘れないようにゲージを最後まで差し込まなかったのです。

エンジンオイル入れずにエンジンをかけるとまずい事になりますね。
オイルは漏れませんけどね。
入ってませんから。

作業を済ませたら この方達がなんだか嬉しそうです。
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「ねえ~ ねえ~ ぼくたちいつでもさんぽいけるよ」

まだ日が高いので暑い時間ですが、

『行くか~ ちょっとだけやぞ』
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短時間ですが、坂を走り回り ちょっとオーバーヒート気味。
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自分で用水路に入り冷却します。
『よっしゃ 帰るぞ』
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コハクとイブキをいつもの場所に収めて、何気なく景色を見たところ
『?? あれ? あ~~~?』
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(クリックして拡大して見てください)
何かたくさん飛んでますよ。

ブンブンすごい羽音。
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右隅に分かります?  塊があるの。
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石垣の隙間に無数の黒い虫。
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ミツバチです。
日本ミツバチの巣別れでしょうか。
それともこんな時期なので単に、お家の引越し?

散歩帰りのお二方も興味津々。
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日本ミツバチは西洋ミツバチと違い、おとなしいので、暖かい時期には殆ど刺すことは無いようです。
フクチャンミツバチ飼おうかと相談しているわずかな時間のうちに、石垣の隙間に入ってしまいました。
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これは夜に作業場にお越しのヤモリ君。
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結構大きいのでオスかな?
2008年4月に子供のヤモリを見つけていますが、育ったのかそれとも以前見つけた子供のお父さんでしょうか?
     ↓
http://elfnoshippo.blog85.fc2.com/blog-entry-398.html


一昨日自宅のパソコンが故障しました。
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延長保障に入っているので無料で修理できそうですが、自宅でブログが書けません。
修理が出来てくるまで、事務所でブログを書くことになるので更新は遅れます。

まあ、元々頻繁には更新していませんから あまり変わらないかも?

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バイクは故障しないで欲しいものです。



このブログを書いている27日午後5時位から激しい雨にみまわれています。
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近くに落雷があり、ブレーカーが落ちてパソコン2台も電源が切れてしまいました。

本日納車予定のR1100Rロードスターも軽トラの尻尾号に積み込まれて、屋根の下に雨宿りです。
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